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バンキッシュのレストアとカスタマイズ [RC(田宮)]

さて、昨年からちょいちょいあるよと書いてたのが一通り終わりましたのでまとめ的な。
(今回は長いよ?)

昨年の秋、競って負けるだろうなと思って入札した中古の当時物バンキッシュ(復刻はVQSになってますな)がそのまま何も競らずに落札できてしまい、ひょんな事からイグレスと同系統2台、しかもどっちも当時物という偶然で揃うことに。

とりあえず使えるところと残すところをざっと洗い出し、付属していたボディとロワアーム一式は処分。
DSC_0271.JPG
まぁまずは全部洗いますよね。

で、とりあえず形に戻して部品調達してました。
DSC_0272.JPG
この状態でさらに使える物と使えない物を選定したんですが、どうやら前オーナー、一度大クラッシュしたんでしょうな。
フロントスタビとスタビホルダーが変形していました。
ホルダーは修正できたのでそのまま使いましたが、スタビは経年劣化もあるのでアフターで取得。
タイヤとホイールももちろんダメだったので交換することにして。
ステアリングワイパーの部品がイグレス用になってますが、これはXTRA SPEEDのVQS用アルミにしちゃうとベアリングが無い状態になるのでこちらにしたみたいな。(当然サーボ反転設定必須です。)

DSC_0276.JPGDSC_0277.JPG
ダンパーも死んでたので、このときは保管していたハイキャップダンパーをつけて形に。
とりあえずここで一段落させ、弄る方向性を考えることに。
オリジナルのイグレス持ってますから、フルオプションは除外と言うこと。
(バンキッシュのフルオプションがボディまで含めてイグレスになるので、やっちゃうとバンキッシュで買った意味が無くなるのです。)

で、ここから次に行く前に先日出してたダンパーのお話がわかったので、ハイキャップダンパーとハイキャパシティダンパーのダイヤフラムやらトップキャップの差やらを済ませていて。
ちょうど在庫が切れていて入荷待ちだったリアロアアームも確保してから組み直ししていてふと気がつく。

…フレームカバーのリアロアアーム保持のモールド、左右とも潰れてるじゃないですか。
おまけに歪みが出て隙間が開くのまで確認。
このままじゃさすがに走れないので、一応新品を確保はする。
そう、ここでまた先日のYD-2miniのCFRP化の前準備の時にふと考えたんです。

「どうせなら自分仕様作るか」と。

で、まずはCVAダンパーの状態を見ておこうと思ったんですが、付属は見事に死んでたので悩む。
よくよく考えたら、これまた以前手にした復刻スーパーアスチュートのダンパーが丸々一式使ってなかったですし、実は色が違うだけでピストンピンまで同じ物なのでこれでいいかと。
スプリングだけオリジナルから拝借して作ってとりあえずノーマル状態へ。
(ついでなので、イグレスもダンパーをハイキャップに戻してノーマルの状態にしました。)

少し大回りしますが、ついでなので並べて見てみよう的に写真に収める。
DSC_0282~2.JPG
DSC_0283.JPGDSC_0284.JPG
見比べてなるほどなと。
これ、イグレスの設計しながらコストダウンでバンキッシュ作ってたんだなってわかります。
リアロアアームの取り付け、位置が若干違います。高さも含めて。
(このとき気がついてなかったことが後でかなり重要なお話になってたので驚きましたが。ダメ潰し的な意味でね。)

ノーマルにして各部の動きを確認していたところ、リアダンパーの取り付け位置とロアアームの角度の関係で、
動き出しが固くなる傾向を見たため、ダンパー下部とロアアームの位置関係から「車高を若干下げる必要あり」と判断。
これをリアセクションまるまる変更する設計に落とし込むことにしました。
※同時にバンキッシュの難点にもなる「アッパーアーム」の変更も意識しました。
 バンキッシュのアッパーアームだと、ロッドエンドが半回転単位でしか管理できないため、左右のキャンバーが揃いません。

とりあえずはショックタワーのダンパー取り付け穴を5mm上方へ移動し、アッパーアームをターンバックル化させると必要になる「リアスタビの取り付け方法の変更」が起こるので、その対処法を考える。
しばらく考えた結果、リアダンパーエンドのとりつくボールの後ろ側にボールを追加したら、ツーリング用(今回はTRF418のフロント用を使いました)のスタビエンド一式が使えそうなので試してみる。
DSC_0303.JPGDSC_0305.JPG
うまくいったので3Dプリンタでちゃんと動作する高さへ置き直すブロックを試作。
ここまで来たらもう後は構成するだけなので、3D CAD操作して、ノーマルの形状をリバースエンジニアリングして図面化してCFRP化決行しました。

その部品がこちら。
DSC_0021.JPGDSC_0330.JPG
CFRPの方はカーボンラボへ頼み、3Dプリンターパーツにしたくなかったのでアルミ部品をPCB WAYで発注。
びっくりするほど安く上がりました。
(PCB WAYの話をXで話していたら、JUSTWAYという会社がフォローしてきて見ていたんですが、サイトの仕様やら内容、金額見てるとどうやら電子基板ものじゃない方がJUSTWAYっぽいです。おそらく同じ企業でしょう。)

…一応日本の個人対応の金属加工にも見積もり出したんですが…8倍もしたので断念しました。
これね、多分精度落とした加工が指定できないから、安く上げる手段が無いんだと思います。
良い物が作れるけれど、それだと安いのじゃ仕事になんないんで、というジレンマ感じます;もったいない。
まぁ国内のは個人じゃ仕方ないので今後も海外発注かなぁ…

そして、これも同時進行で集めておいたのですが、リアロアアームの取り付けでイグレスとアバンテの部品とアルミスペーサーが必要になるので入手しておき、
リアデッキをCFRP化するので、リアアンダーガードの取り付けポストがなくなっちゃうので、12mmのポストも同時に用意(今回はWRAP UP製を使用)。

DSC_0025.JPGDSC_0026.JPG
こんな感じで変更。
このリアデッキは一応ノーマルショックタワーつけられるようにしてあります。
できるだけノーマルと足回りのジオメトリは変更しないようにしたため、アッパーアームもノーマルのまま組めます。
で、もうここまで来たら前後アッパーアームはターンバックル化出来るので5mmアジャスターで変更しておきました。
※フロントアッパーアームですが、樹脂ショックタワーをボディの関係で変更できないため、下側の取り付けをボールエンドにする関係上、オープンタイプの5mmアジャスターしか選択肢がなくなります。
 もしフロントショックタワーをイグレスと同じタイプにするのであれば、バンキッシュのボディの干渉部分をカットする必要が出てきます。
 実はこのフロントショックタワーの変更をかけてしまうと、ボディ変更が必須になるので「イグレス化」が避けられなくなります。

そしてフレームカバーも変更。
DSC_0029.JPG
実はこれ、実行するか凄く悩みました。
下手すりゃ高額になる可能性があるサイズだし、対費用効果でメリット少ないんじゃないかって考えたんですよ最初。
そしたら…価格が思いのほか安くなったので実行し、つけてみたら「大変化」だったので大変驚きました。
フレームの歪み修正になった上に、足を動かしても軋み音出さないくらいまでガッチガチになりました。
おそらくイグレスと同じくらいパワーかけてもついて行けますぞ。
全部キット化して売ろうかと考えたくらいには良い物が出来ました。

ここまでやったんだったら、サーボの取り付け方向をイグレスと同じすれば良かったんじゃ?って思う方多いかと。
…「できなかった」んですよこれ;
というのも、バスタブシャシーの底なんですが、前後方向に一段絞りがある関係で、サーボの位置を後ろに移動しても高さが取れないのです。
いろいろ置けないか探ったんですが、結果ノーマルと同じ状態しか選べませんでした。残念。


そして…ブラシモーターでの運用を考えて写真の構成で完成させようとしたんですが…その間にとんでもないもの見つけてしまう(ぇ

「380サイズのセンサー付きブラシレスモーター」

以前イグレスのレストアでも書きましたけど、540サイズのブラシレスシステム入れたら、ブーストかけなくても入力が強すぎて壊れそうという怖さを体感したため、ブラシモーターに戻したんですよね。
これ、トルクがかかりすぎているからなので、パワーソースとしてオーバースペックが否めないと。
ですが、380のブラシレスであれば、トルクは抑えられるはずなので、後は回転数とギヤ比が合えば良い。

てなわけで、予算オーバーになってしまいましたが、試さないと気が済まないので入手して、これまた眠っていたG-ForceのTS-50で回すことにしてみました。
…バッテリーでLiPo入るの?ってのがありますが、G-ForceがNi-CdサイズのLiPo出してるのでそちら導入することにします。
※サイズが合うのなら、イグレスのレストアで入れ替えたシャシーをオリジナルに戻すでしょう。
 そのためだけに実は当時入れ替えましたので。

DSC_0065.JPGDSC_0066.JPG
こんな感じでYeah Racingの540アダプタつけて取り付けます。
今回は当時のハイエンドモーターだったダイナテック01Rの回転数に合わせてKV値を決めたので13.5Tにしました。
それでもLiPoの電圧の関係で回転数は上回るんですが、トルクは確実にブラシレスの方が勝るのでこれでいいだろうと。
配線して回してみましたが、とってもシルキーで良い感じで回ります。
駆動系やフレームに無駄なパワーが回る感じが無いので、壊れそうな雰囲気が全く出ません。
ラジドリで10.5Tや8.5T見過ぎてて、回転数的に一瞬「こんなんだったっけ?」と思う感じはありますが、あまりにもスムーズに回るんで錯覚してるはずです。回転は出てますので。
多分、近いうちにイグレスもこれで置き換えるでしょう。そっちはターボ付いてるESCにしてみるか。

というわけで、一気に話をしてしまいましたが、バンキッシュの入手→レストア→カスタマイズとなったため、
いきなり完成しました「バンキッシュ凪スペシャル」(ぇ

DSC_0072.JPGDSC_0073.JPG
DSC_0075.JPGDSC_0077.JPG

なんかレストア後のシェイクダウンすっ飛ばして全く違うマシンになってしまった感否めませんが。
5mmリアショックの取り付け位置を上げた事でリアサスの適正化もしっかり図れたので、ハイキャパシティダンパーの追加工と合わせ技で非常に足が良い感じに動きます。
納得のいく仕上がりになって大満足。
あとは走らせないと。

そうそう、写真ではなんか前後バンパーに金属部品が追加されてますが、これはXTRA SPEEDの金属ガードです。
フロントバンパーが柔らかすぎるのにそこにスタビがとりついているんで、動きを少しでも小さくしようという形で選んだ形になります。
これつけちゃうと、G-ForceやYeah Racing、XTRA SPEEDで用意してるアルミギヤボックスカバーの意味合いが薄れそうですが(


で、上の方で書いたダメ潰しの奇跡なんですが…
当時開発急ぎ過ぎたんでしょうか?

バンキッシュの左リアロアアームなんですが、なんとノーマルの状態で汲み上げると…

「ロアアームとフレームが干渉する」

というとんでもない構造だったんですよ。
つまり、説明書通りに組み上げると、左後ろだけショックがロアアームをフレームに押しつける状態になってしまう。
これ非常によろしくないエラーで、右後ろは干渉せずにダンパーの自然長の分下がるため、

「そのまま路面に置くと、左リアのみタイヤの接地圧が下がる」

という困った状態になります。
4駆なのである程度フロントが修正しちゃうんで気にならない人も多かったかも知れませんが、
ノーマルのままだとおそらく右ターンでリアがすっぽ抜けやすくなってるか、直進で若干左に勝手に行く状態になっていたと思われます。
おまけにフレームに余計な力入れてるので、「フレームの歪みを誘発する」ので、マシンの寿命としてNGな状態;

なので、ノーマルで使う場合はリアショックを5~7mmほど短く組んで、干渉しないようにしてからにした方が良いです。
※ダンパーが死ねるほど頭抱えるので、場合によってはCVAじゃないダンパーでよく動くように作るのを心がけてください。

しかし…単純に動きが悪いからって設定変えただけだったんですが、こんなダメ潰しを奇跡的に解消するとは思わなかったんでそこでも驚きましたよ;


なんにせよ良い感じのマシンが作れたので、現在大変満足しておりますw


…そして、カーボンラボさんのご厚意だと思うのですが、リアデッキ以外でサンプルとして多く作っていただけたので、実はもう一台組めるだけCFRPパーツあります(ぇ
ありがたく保管させていただきます(`・ω・´)



そして…実は年末、Mini-Z MR-04が発売されるということで、手持ちのMR-03を弄ろうとしたんですが…
手をつけてしまってどえらい予定外出費になっちまったマシンが出来上がったので、供養に後日記事上げます(ぇ



しかし、今回また面白いなと思った話がもう一つあって。
都合、Mini-ZとこのバンキッシュとでプロポをEX-2で構成したんですが、受信機とESCの組み合わせで面白い傾向見つけました。
※Mini-Zの方は選択肢が互換受信機しかないため、同じ傾向になったのも面白い点です。

KOのESCを使用した場合、2ch側の操作信号はNORで良いんですが、KOから見て社外ESCの場合、なんと信号が前後逆になってるんですよ。
知ってる方は当たり前でしょうが、当時のEX-5でもKOの組み合わせしか使ってなかったので、今回ROCKET RCとG-Forceとで逆になったんで予想外で面食らいました。
こういう設定変更、復帰後も体感してなかったんで一瞬「どうやるんだったっけ?」と困惑しました(笑
※下手にプログラミング出来るからってモーターの回転方向入れ替えたら根本解決にならんのでw

というわけで、そそくさと設定で2chをREVにしましたとさw

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ハイキャパシティダンパー改修(復刻モデルのダンパーをオリジナルと同仕様へ) [RC(田宮)]

はい、今年最初の話題になりますな。
実はいろいろやってはいるんですが、細かくまとまってない感じなのでそれぞれ同時進行状態です。

今回のは当時物バンキッシュをいじり倒す一環の中でやらざるを得なくなったお話をば。
先に言っとくと、タミヤのダメ復刻、しかも一番ダメなダンパーのお話なので若干「なんでこんな難易度をユーザーに押しつけてんねん!」という気持ちが結構強いです。
DSC_0054.JPG
(準備のために集められたトップキャップ)
それはともかく何をはじめたかというと、サンダーショットから取り外し、バンキッシュに取り付けることでハイキャパシティダンパーの固さに気がつくことになったんですが、
疑いもなくダイヤフラム以外はちゃんと再現してるだろうと思ったら「全くやってなかった」てのが今頃見えてしまい(ぇ、それをはじめるべく、説明書の通りに#300オイル入れるのと同時進行で「穴開け」しました。

「穴開け」?となるでしょう。うん。

これね、昨年イグレスとバンキッシュ並べるついでに、イグレスにオリジナルのダンパーを戻す話してるときに気がついたんですが(このときも組み直ししていた)、
なんと復刻の「ハイキャパシティダンパー」(復刻イグレスに同梱されている物も含みます(ぇ)、トップキャップの加工がオリジナルから一つ減ってるんです。

そう、それが「穴あけ」なんですが…
都合、再現した加工キャップと並べて説明しますと…
DSC_0055.JPG
オリジナル持ってる方は一度見てみると良いです。
この「ボールを受ける場所」に穴が開いてるんですね。(加工したらバリ取りしっかりやりましょう)

そう、ハイキャップダンパーって、ダイヤフラム式ですが、そのダイヤフラム室が「大気開放型」なんです。
実はこれ、ものすごく重要なお話でして、CVAなら樹脂の変形となどで少し条件変わるので構造上味付けで穴開けがある程度ですが、
オールアルミケースのハイキャパシティダンパーでここを密閉にしてしまうと、「ダイヤフラムの変形を内部のエアで押さえる状態になる」ので、減衰以上にピストンロッドの入りが阻害されます。
※スムーズに作ったとしても油圧の関係でロックがかかりやすくなり、動きが出にくくなります。

つまり、ある程度ダイヤフラムゴムが変形してくれた方が都合が良いんですよこれ。

これに気がついたのは何かというと、一度ハイキャパシティダンパーを俺のずっと所有している当時物イグレスにつけたときに「足が動かねぇぞ!?;」ってなったからなんですな。
ハイキャップダンパーにしたらしっかり説明書通りの構成で動くので「なんだ?」と。

で、違いはなんだ?とよく見てみたら、トップキャップの穴がハイキャパシティダンパーにない;

……加工賃とかあるんだろうけどさぁ…機能としてめちゃくちゃ重要なところ削除すんなよと;

というわけで、写真のようにキャップ裏から1.5mmのドリルで貫通穴開けました。
※ちなみにものすごい悪影響として、「穴が開いていないと低気圧来ただけで内部圧力が勝って漏れる」という保管できないエラーになります(ぇ
 だからちゃんと作れって話なんですよ、これ。

DSC_0056.JPG

そして、以前のレストアと同じく、TRF501用ピストンロッドが同じ長さになるのでコーティングロッド変更として導入し、
ダイヤフラムも今回はyokomoビッグボアではなく「TRF-SSBBダンパー用」のダイヤフラムを使用しました。

これね、以前yokomoので合うよって書いたんですが、復刻のハイキャパシティダンパーでは若干シリンダー内径が大きいのか、キャップを締め込んだときにダイヤフラムが内壁側へ押し込まれ気味になるので、
少しでも大きめに成形されているダイヤフラムを探した結果、SSBBダンパーの物がちょっとだけ勝ったみたいな感じです。
これだとトップキャップ閉めるときにねじ部が触らないのでエア噛みも皆無。
CVAの赤入れるくらいなら、最初からこっち入れとけタミヤ!(おこ


で、4本完成。
DSC_0057.JPG

ちなみに大気開放型にしたことで、リア用はピストンロッドは戻りが奥から1/3程度まで、フロントは低容量ダンパーのように戻らない形になります。
この形でオリジナルのハイキャップダンパーと動作が同じになる感じ。


バンキッシュに写真の「ハイキャパシティダンパーの標準より柔らかいスプリング」の状態で組んで確認したところ、
嫌な反発がなくなったために1Gが出やすくなり、沈みすぎの傾向が出たためにハイキャパシティダンパー付属のスプリング(イグレス付属のと同じ)に変更し、バッチリ欲しい位置に納まりました。


やっとこれで納得のいくダンパーになりましたよ…;


ちなみに穴開けに気がつかなかった時にはスプリングでなんとかセットだそうとして、
フロントにRave-Dのドリフト用を入れ、リアにyokomoのX-33ショック用のソフト入れるという事をしましたが、
これやって思ったのは、見た目気にしないんならDF-03(DT-03)用アルミダンパーで長さ合わせりゃ良いじゃねぇかというお話だなと。
その方が組みやすいですから。
(Φ3mmアルミスペーサーで調整すると良いよ長さは)

今回は当時ものを弄ってるのでこだわって合わせていきましたが…ホントにもうちょっと考えて商品出して欲しいと思います田宮さんには。


何しろ、確か当時のバンキッシュの取説に挟み込みの修正図あったはずなんですが、
フロントショックタワーの取り付けの向き、明らかに前後間違ってるので問い合わせたら(その状態だとパーツを無理矢理変形させて取り付けることになります。最悪割れる。)、
細かい確認もなく「写真のように組め」で間髪入れずに返して来ちゃったりなので(おそらく窓口の人詳しくない)、
なんか自社製品に愛情ねぇなぁ、と感じちゃうんですよね。

現に当時もののバンキッシュの中古出てくると、正しく組んでるんでショックタワーの前後合わせて取り付けられてるんですよ。
それもほぼ100%説明書の逆になる形で(ぇ

こういう細かいところが重なりすぎると、開発側へも影響出てしまうので気にしていただきたいなと思うところかな。


で、バンキッシュの姿が未だに出ませんが…もうちょっと待ってもらう形かな。
多分「なにこれ!?」というレベルで変更されてる姿になるので、もう少しもったいつけますw



ちなみに余談ですが、このダンパー加工でもダメだった場合の保険で、XTRA SPEEDのVQS向けダンパー一式買ったんですが、こいつらもこいつらで数ミリ短いので他に行くこと決定しました(ぇ
※このダンパーも付属ダイヤフラムがダメなので、yokomoの透明のダイヤフラムにすると良いです。

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ハイキャップダンパーを再度オーバーホール [RC(田宮)]

DSC_0257.JPG

何やら突然保管に回ってた、これまた当時から持ってるこのブログでレストアしたイグレスから外したハイキャップダンパーを持ってきてごそごそ何やってるんだ的な感じですが。

えーとですね、実はひょんな事から「当時もののバンキッシュ」を入手してしまい、現在パーツ集めてレストア開始しています。
パーツ入れ替えはあるとは言え、実は若干の樹脂の軟化を気にしなければ、全く欠品のない綺麗なマシンでびっくりしたくらいではあります。
※ただし軟化した部品、チェック時に残せないと判断した部品は廃棄しました。
 部品が揃い次第形にします。マシンの写真は形になってからw


で、ダンパーをなんでこのハイキャップダンパーにしようかというお話になるんですが。
バンキッシュに付属していたCVAダンパーですが、まぁ放置も手伝ったのかピストンロッドが錆びてまして、こちらもOHと部品交換必須なわけです。
が、結構汚れてるので洗ってからとか考えてたら「どうしようかなこれ…」という感じに。
どうせやるなら時間かけてしっかりやりたいところですが、復刻のパーツ考えたらCVAなんで全交換しちゃった方が良かったりするなってのもあり…
しばし考えた結果、手持ちの復刻スーパーアスチュートで組まなかったCVA(色が灰色になってしまうのでNG)、サンダーショットから外して保管のCVA(洗ったけど汚れてまんがな←)、オリジナルスーパーアスチュートのCVAダンパー(色違い&OHしてないから結果一緒)となってしまったので、
それなら同系統車種なんでイグレスから外したハイキャップダンパー付けるかと。

となるとですよ、以前復刻のダイヤフラムがあまりにもダメで、3Dプリンターで出力したダイヤフラムで使えるようにしたのもなんとかしたいなと思いはじめ…再計測と各社現行部品で流用できるものが無いかと探して見たわけです。

そしたらですね…まさかの「Yokomo SLFショートⅡ用ダイヤフラム」(いわゆるBD系ビッグボア用)が外形一緒だとぞ。
YD-2いじり倒してたおかげで見つけられたパーツがまさかの可能性ってことで、サンダーショットに使ってるVQS用ハイキャパシティダンパーセットにも同じの使えるのわかってるんで2台分用意。

同時に、以前入れたタミヤのVGのXリングの柔らかい方もオイル漏れが結構酷いので、
経験から一番スムーズさと漏れのなさから気に入ってる京商の赤Xリングを用意。
シャフトへの密着度の調整もかねて、TNレーシングのOリングプレッシャーシムも用意。
これらを組み込んで、こちらが想定していた理想のダンパーの状態にくみ上げができました。

DSC_0258.JPG

組み込み途中は手が汚れてるんで写真撮れなくて完成状態ですがw
すぐ脇に置いたダイヤフラムとXリング、シムが今回使ったものです。

で、リアも良い感じに組み直して完成。
DSC_0259.JPG

ダイヤフラムなんですが、サイズ的にはちょうど良いんですが、オイル封入の時に押しすぎると斜めに入りやすいので、如何に綺麗に乗ってるだけの状態へできるかが肝です。
しっかり乗っていれば、あとはキャップが綺麗に押しつけてるので大丈夫。

あまりにも簡単に揃って組めたので、今はしまってあるサンダーショットの小変更がてら同じように直そうと思います。

DSC_0260.JPG

で、こちらが今回外した部品群。
フロントダンパーの長さ調整のため、以前入れていたカラーは全て撤去。
ダイヤフラムはTPU素材でしたが、ちょっと固すぎました。が、オイル全く吸ってません。これは強い。
青いXリングはタミヤのVGの柔らかい方ですが、シリコン相手だとこれ漏れまくります。
これ使うんならVGオイルか鉱物系かな。

あとはバンキッシュからCVA外してどこまでOHするか。
今回はスプリングの状態も良いので、全体的に清掃でよさそう。

てことで、バンキッシュのレストア開始でございます。


<2023/10/27 追記>
このレストアを開始するにあたって、旧製品と復刻の組立説明書をそれぞれ入手してダンパー長調べたんですが、
載ってたのは旧製品のほうで…これがまた…当時が黎明期なのを象徴するようなお話に;

ハイキャップダンパーではフロント71mm、リア82mmという指定なんですが、これがどうやら「1G」の状態で計測しているみたいで(ぇ
フロントはその長さでスペーサーいらずなんで問題ないんですが、リアが大問題。
リアは普通に組むと結構長くなります。多分8mmくらい指定より長い。

ですが…説明書通りに組むとリアのみリバウンドがほぼ皆無になります(ぇ
※数ミリ沈むけど十分じゃない。

で、おかしいなぁ…と思いながら見ていたら、そういやイグレス付属だったんで最初はなんも入れて無くて問題無かったよなと。

考えてみたらバンキッシュのフルオプションがイグレスになるわけですから、同じじゃなきゃおかしいので、
さっくりスペーサーなしで組み直しまして……付けてみたら最適な状態になりました。
(おそらくですが、このあたりの説明ができないんで、DF03アルミダンパー推ししてるんでしょうな。こっちの方が融通利きやすいので。)


もうねぇ……なんでこんなにタミヤのダンパーは悩むのか;
おかげで追加で買ったダンパーオイルが無駄に多く消費されてしまってもう残り少なく;
(こういうところで手間かかりすぎるから「タミヤはパーツ商法」とか悪く言われるんでしょうな;)
正直、もうちょっとユーザー目線考えて欲しい;

そりゃホビーRCカーの入り口として間口大きく取ってたメーカーがこれじゃ、当時のバギーの人気減少にトドメ刺しますって;

願わくばこの辺の問題が解消して、ゾーニングが許容できるような空気になって欲しいもんです…

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スーパーアスチュートのステアリングワイパーを専用アルミ製品へ&その他 [RC(田宮)]

さて。
実は商品があるのを知って3月にはもう手元にあったんですが、他のことやってたんで手を付けていなかった部品へ交換をやっとしたお話です。

メインはこちら。
DSC_0135.JPG
XTRA SPEED製 アルミニウムステアリングセット For スーパーアスチュート
  同     アルミニウムリアサスペンションマウント For スーパーアスチュート

の2点。
新旧スーパーアスチュートへ付けるために2セットずつ個人輸入で入手しておりました。
※やっぱりこれもオークションで売ってる人いますけど、自分で買えるならRC Mart行けば定常商品です。

そうそう、このXTRA SPEEDの他の製品見て「あれ?」って思ってる方は結構ビンゴだと思います(笑
そう、G-Forceでタミヤの販売に合わせてアルミパーツを出してきますが、アレの大半がここのOEMです(ぇ
扱ってない部分でアルミだといいなと考えられるところのパーツが他にもありますので、RC Martは英語に抵抗なければ細かく見ておくと良いです。

ってことで、以前の組み立て記事の時にTA04用アルミレーシングステアキットの流用をやっていましたが、
今回のXTRA SPEEDの製品は「ノーマル形状」をアルミにしてあるので、当然干渉とか考えないのでこっちの方が具合が良いので見つけたときに即決しました。
位置関係も完全にノーマルなので、部品を入れ替えるだけでいけます。

DSC_0136.JPG
こんな感じで見事にポン付けできるパーツです。
DSC_0137.JPG
で、先に復刻の方から入れ替えて。
流用の時もボールの高さをノーマルと合わせていたのでホントに付け替えるだけでバッチリ決まりました。
DSC_0140.JPG
で、オリジナルは後回しにするかと考えたんだけど、気になったんでこっちもサクッと。
(フロントボディマウントの後ろに付くバルクヘッド補強のパーツも割れが再発したので新品交換。)

そしてこの…気になったからオリジナルを引っ張り出したのが大正解だったのです(ぇ

DSC_0138.JPG

くっついているように見えますが…リアダンパー取り付け部のピローボールのネジ穴から見事に割れて真っ二つになってました;
レストアの時に穴の脇に線が入ってるの見えたんですが、割れてなかったんでそのままにしてたんですな。
そこがどうやら経年劣化と相まって保管してある状態で割れたようで;
まぁダンパーの長さがあってなかったのを当時無理矢理そのままで走ったりしたのでダメージもあったでしょう;

てことで、フロントロアアームを直したときの残りが一式リア側が残ってたので、それを使って補修。
そのついでにXTRA SPEEDのアルミリアサスマウントと、再破損してたリアショックステーベースまで一気に導入しました。
(これも買ったまま作業してなかったって言う←)
DSC_0142.JPGDSC_0141.JPG
いわゆるバッテリーマウント後ろ側になってるんですが、形一緒なので見た目も変わらず。
リアサスマウントの取り付けはタイトナットの噛む相手がアルミになるため、回転しない程度になってもビスが緩む可能性があるので、ここはネジ止め剤使って留めました。
というか…XTRA SPEEDの製品ちょっとこの辺ノーマルの形状守りすぎですな;
どうせアルミで作るならネジ穴をタップにしてしまえば良いのに;

ちなみにこのリアサスマウント入れるとリアの足の動作がよりスムーズになります。
渋いと思ってる方は導入してみると良いかも。

しかし…このアルミリアサスアームへ変更するとなるとかなりの大手術状態;
ショックタワーとリアギアボックスを外さないとサスピンがモーターに干渉するんで組み立てにくいです;
けど、付けたら樹脂に戻る選択肢が無くなるんじゃ無いかと言うくらいには軽く動くようになります。
これも付けてみてすぐおすすめに入れられるなと思ったかな?w
DSC_0143.JPG
てなわけで部品交換完了。(見事に割れてるでしょ?;)
後で予備買っておかないと。

そしてこのついでにどうせ車両をいくらか出したので、ブラシモーター用ESCをKOのプログラマブルタイプに変えようと買ってあったのまで載せることに。
DSC_0144.JPGDSC_0145.JPG
やっぱね、この辺の準レースマシン系にはこっちのESCでしょう。
※K.O. VFS-FR2がセールだったので2個押さえてそのままになってました(ぇ
これでスーパーアスチュート2台とイグレスでやらなきゃいけなかった交換作業が終了。

ついでにもう一個、グラスホッパーも最近出た旧バギー用固定式ホイルハブを確保していたので入れ替え。
DSC_0146.JPG
これでタイヤ外す度に一緒に取れちゃわないか気にしなくて良いし、ピン抜けで右往左往することもなくなってGOOD。
当時こう言うのなかったんで今回のこれは飛びつきましたなー(^^;

てなわけで、あとはB-MAX2の前足をYZ-2化させるキットも寝かせっぱなしなのでそのうちやんないとですな(^^;


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スーパーストームドラゴンを組んでいて気がつく [RC(田宮)]

さて発売からしばらく経ってますが、再販版のホーネットとグラスホッパーⅡにもそのまま直結するお話なので、
書く予定なかったんですけど上げることにしました。


もうメカ載せる前まで来てます。
DSC_0049.JPG
スーパーストームドラゴンを組むにあたって、グラスホッパーのリアサスのブロックをT4Worksからホーネットノーマルに付け替え、駄目なパーツも入れ替えて直したついでに、再販前に部品取りで手に入れていたホーネットもファイヤードラゴンとサンダードラゴンが再販されると言うことで、ボディ確保のためにドラゴン専用に新旧ハイブリッドチューン車両としてレストア中なので気がついてしまいました。
(あ、そうそう、T4Worksのロングブロックですが、これつけて脚が固いって言ってましたけども、ダンパーをオーバーホールしたらちゃんと軽く動くようになりました。ちゃんとしなきゃいけなかった(白目)

しかもギヤボックス組み立て終わって、使い古しの単三電池でブレークインまで済ませたところで。

DSC_0050.JPG

わかります?
ギヤボックスの保持部分の形状が新旧で違うんです。
写真の右が当時もののホーネットなんですが、左のスーパーストームドラゴンと比較してなんか無いの気がつきません?

そうです。グラスホッパー用に緊急時のロール制限用のモールドが飛び出しているのが削除されてるんです。(直後の補足:抹消線部いらないですな。意味違っちゃう。)
実はこれ、ホーネット系のローリングリジット車両でその後DT-01が出るまで永遠の課題になる「発進・加速時のカックン現象」を自分で工夫してパーツを追加するのに重要な要素なんです。

今回は俺、ちょっとわかってる構造で当時で一番簡単な方法をこの後自作で追加する予定だったので(当時のサードパーティがやってた方式があります)、この変更で一瞬パニックになりかけました。
パーツ発注かけ始めてたので(笑

で、組み立て説明書をそれぞれで用意してにらめっこしていて、グラスホッパーは当時の形を保持しているので入れ替えることに決定。
DSC_0051.JPG
上手いことBパーツの在庫をしているお店を見つけたので入手しました。

簡単に入れ替えるなら、ギヤケースの左側のみを入れ替えれば良いです。
…と言ったら「え?サイズ違うんじゃなかったの?」って俺が前に言ってた話を思い出す方もいらっしゃるかと;
ついでになんで、昔から言われていたその車軸の位置合わせようにギヤ配置が調整されているかどうか、今回並べて比較してみました。
当時もののホッパーからの改造だったとしても比較できますので。
DSC_0053.JPG
結果から言うと一緒でした;俺が間違ってたー申し訳(ないまで言わない←
ということは、昔読んだ記事の読み間違いかな?
タミヤのサイトで諸元で確認してみるとホイールベースがない(
ボディーがホーネットの方がウィングあったりで後ろに長いので、ホイールベース情報が無いのがちょっと確認としては困っちゃう話ですが。

とりあえず使えれば良いしギヤは一緒なので移植します。
DSC_0052.JPG
参考までに組む前に比較したのを出しときますが、まぁこういうことです。
こんな小さいことが結構重要。
補足みたいに書きますが、なぜこの記事で「グラスホッパーⅡ」まで言及しているのかというと、ホッパーⅡのギヤケースの部品はホーネットのものがそのまま入れてあったので、全く同じお話になるよってことです。
(カックンまで含めて楽しみたい方はそのままで良いですw)

しかし…モーターがジョンソンより見た目がさらにチープになってるのが気に入らないなぁ;
マブチの540モーターで育った世代としては、やはりエンドベルが樹脂のだと気分が上がるんですがコスト的なお話もあるので仕方が無いでしょう。
(元々この540モーターは工業用モーター規格なので当時はマブチ採用だったようです。)

DSC_0054.JPG

ま、そんな感じで入れ替えてこのようにしました。

しかしなんでホーネットで削除してしまったのかが謎。
ぱっと見ていらないモールドにホーネット側では見たら思うのかもしれないけど、案外復刻ホットショットのメインフレームのクリスタル交換窓が追加されてて実質「ホットショットⅡ」状態なのと一緒で(当時のスーパーショットも窓無いんですよ?w)、当時知ってると微妙に手が出にくいお話になるので、詳しい人ほど悩んじゃうぞい;
※ドラゴンシリーズの復刻は大歓迎ですが、個人的にはホットショットⅡも復刻して欲しいです←
 …ホットショットⅡは成人式で再会してすぐに病気で亡くなった小学校の同級生のお気に入りマシンだった思い出もあるので、アレ見るだけでも偲べるんですよね。凄くいいやつだったので…


まぁしんみりはおいといて、ドラゴンシリーズは可能な限り「ホーネットベース」でそろえたいと思ってます。
※ちなみに今回比較で写ってるサンダードラゴンですが、これは当時ものでももっとレアな「コロコロコミック通販」の「ホーネット用カットラインモールド」でプレスされてる最古のシリーズものになります。
 漫画「ラジコンボーイ」の連載に合わせて出てきてましたが、確か連載終了とともに入手不可になったような。
 ちょうどそれと入れ替えでサンダーショットとスコーチャーのシャシーでスーパードラゴン以外が出るんですが。


当時欲しくても子供で買えなかったスーパードラゴンを手にしてみると、当時としてはかなり秀逸なデザインだったよなと思います。
ラジコンボーイの作中では、タミヤの倉庫かなんかで大掃除とかしてたら古い龍の木像の頭部が出てきて、それを剛にラジコン教えたお店に持ち込んで店長に「これボディにできますかねぇ?」って提案して実現した話だったかな。

いざ実物見るとほんとに龍の頭です。
30年も経ってから手にするとは思わなかったなぁ…w

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VQS用(だけじゃないけど)ハイキャップダンパーセット(オリジナルも含むよ) [RC(田宮)]

構造的にはダイヤフラムだけなのでトップキャップ側だけのお話で展開します。

先日、VQS…いわゆるヴァンキッシュの再販があって、そのつながりでハイキャップダンパーセットの展開があったので、サンダーショットにつけてやろうと言うことで1セット購入していました。
DSC_0504.JPG
(組み立てたら下側ボールだったの忘れてて、ボールエンド後から発注するのでこんな形で保管してました←)

オリジナルと何が違うのかは、シリンダーのOリングの固定方法がスナップリングではなくネジ止めになったくらいで、後は同じパーツ構成です。
DSC_0505.JPG

なので、まぁ引きで作ろうが通常で作ろうがそこはお好みかなと言う感じ。

で す が

やはり思ってたとおりの現象で組み立てにめちゃくちゃ悩まされるという;

最近のタミヤのダンパー全般に言えますが、「ダイヤフラムの設計が間違っている」ので、組み立てると延々「エアが入り続けて完成できない」仕様になってます。

というのも、ダイヤフラムのフランジ外形がΦ14mmなんですが、これが大問題。
CVAでもトップキャップのネジ山より大きいんですね。
ということは、トップキャップのねじ込みで無理矢理押し込まなきゃいけないわけで、かなり力を要します。

加えてトップキャップの構造なんですが、ねじ部を超えると一気に何もない空間になります。山の谷の方が基準になって(ぇ
…そう、これが「永遠に完成しない」メカニズムになってしまってるのです。
ダイヤフラムはゴムなので、押しつけられて変形しながらねじ部を通過し、最後の押しつけだけになる瞬間、ネジのなくなる方向へ軽く飛んでしまう。

わかります?

「ねじ込み終わる瞬間にダイヤフラムがシリンダーから強制的に離れてしまう構造」

なんですよ。
RCに復帰して以来、異様にタミヤだけダンパーが作りにくいと強烈に感じるので探っていて気がついた感じ。
(とはいえ、実はYokomo B-MAX2作ったときにもう気がついていて悩むのわかってたんですけどね←)
TRFダンパーでは起きにくいと思われますが、それはトップキャップが2ピースタイプのため、上から押さえ込んだままねじ込めるので、ダイヤフラムの外形が大きくてもネジの形に変形しながら通過させてしまうので問題が起きないだけです。(ダイヤフラム外周までネジを切る感じ。)


当然、今のままでは組み終わってチェックでピストン押し込むとそのまま止まってしまいます。
※余談だけど、当時のCVAダンパーもちゃんと作ると戻ったんだよ?;


で、オリジナルのハイキャップダンパーの組み直しを数年前にしたとき、イグレスに今回のと同じものが使われていたので、さすがにダイヤフラムは合わせてくるだろうと思ってたんです。
が…
結果は赤いCVA用がついてるという最悪状態。こんなんでみんなよく組み立てられるな;
(実は半分怒ってますこの作り方に関しては。当時のタミヤでは起きてませんでしたからね。)

あんまりなんで外して掃除してとっておいたオリジナルのハイキャップダンパーのダイヤフラムを採寸したら、フランジ部の外形はΦ13mm!
もちろん絶対トップキャップのネジには引っかかりません。
突き出す半球の高さも3mmくらいしかないんですよ。


てことで、なんとかなんないかなと考えた結果、TPU素材でもオイルに耐えるとわかったので、採寸した寸法から出力してみました。
DSC_0511.JPG

オリジナルと復刻どっちも使えるか試すために8個出力。

結果はあったり前ですが、自分が作ったのが正しかったのを証明するように一発でそろったし、トップキャップに引っかかることもないのでエアも噛まず、きっちりピストン押し込むと戻ってきます。

ただ、ちょっと設計が甘いので今のままではTPUが固すぎるのも手伝って組み立てで当てないように気を遣う必要だけ残ってます。
残ってますが、作った方が良すぎるので今のタミヤの標準品を使う気には絶対なれない;
※てことで後でハイキャップダンパー用のダイヤフラムは形状修正しておくことにします。
 内壁に引っかけられる形にしておいた方が事故率低い。



正直、ホーネットのダイヤフラムタイプ旧型(フローティングしている蓋をスプリングで押す仕様)の方がまともに組めるので悩ましすぎます;
つまりこれ、当時物のタイプを踏襲している方が足が良く動くってことじゃないですか;


どうしたのタミヤさん…これくらいのことは考えて作らないと、子供でも気がついたら離れちまいますぞ;


てことで、なんでこんなことになってるのかと悩ましく思う俺でしたとさ;

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まさかまさかのスーパードラゴン [RC(田宮)]

先日、たまたま見かけた紹介動画でまさかの発表があって、未確認情報だったので待ってたわけですが、
記事を書く直前に日本の田宮の新製品情報見たらきっちり載っていましたので。

いやぁ…これ、俺と同じ世代の人なら当時手に入れられなかった側なら歓喜ものですよ。

まさかの「スーパードラゴンキット化」!!

ええ、俺も当時コロコロコミックの読者で、読んでいた「ラジコンボーイ」(大林かおる先生の作品ですな)が大好きでして。
スーパードラゴンのボディが当時コロコロコミックの通販限定で展開されたのが始まりだったんですね。
ホーネットの交換用ボディとして出ました。
当然小学生だったので買うのに貯金しまくるわけですが、早い段階でファイヤードラゴンが登場、そしてサンダードラゴンまで出ちゃったわけです。

で、サンダードラゴン気に入って当時そっち買ったのですが、「よし、貯金なんとかなりそうになってきたし買おうか!」ってなった途端にラジコンボーイ終了で通販終了→手に入らないしたという(笑
そのちょうど直前なぜかサンダーショットシャシーに乗せられるという情報がコロコロコミックで出された関係で人気が出たのか、田宮のキットとしても4駆バギーとしてサンダーショット系マシンになって販売されてました。
が、ご存じのはず…そう、フロントのダンパーの逃げの関係でカットライン変わるんですね。
※面白いのはスペアボディで買うとカットラインはホーネット相手の方で入っていて、説明書に従って追加カットする形だったんですが。
 何が違うかというと…サンダードラゴンとファイアードラゴンだと、このカットラインで一種類ステッカーが減ります。

そう、漫画準拠で楽しんでたほうとしては、ホーネット用のカットラインに沿いたいわけですよw
けど、キットで買わないとこのカットラインが両対応なのがわからなかったので、当時ホーネットに載せたい勢まったく知らなくてスペアボディ買わないという選択が続出してしまうと言う…田宮さんの売り方失敗が。
※この話、ヤフオクできてから出品されてた当時のサンダードラゴンのボディの説明書みて知ったくらいですので。


で、スーパードラゴンは形状見たらわかると思います。
あのスタイルからサンダーショット系のシャシーに載せることが物理的に不可能です。
なので…そう、通販から消えた瞬間から入手不可能だったのです。
それが…若干名前は変わってもそのままの形で出てくる!!ってなもんですわw

作品としても意匠登録の関係があったはずなので、今後次第でまたボディ手に入れられる可能性出るってもんです(`・ω・´)

というわけで、キットとして出るようですし、シャシーパーツはホッパーからあるので潤沢にそろうので、一台予約したいと思います。

うっはー、これはうれしいなぁ…w


<2020/07/09 追記>
そういや先日ようやく予約押さえられました。
最初の予約開始の時にカードの有効期限が重なっちゃって様子見てたら、あっという間に予定数埋まるとかびっくりしましたな(^^;
欲しくてしょうがなくて、子供だったからお小遣い足りなくて見てるだけだったのが手に入るのがうれしいですな(^^
同じ形でファイヤードラゴンとサンダードラゴンも出てくれるとうれしいのだけども…

ってサンダードラゴンはオリジナル持ってるから買うとしたらファイヤードラゴンだけになりそうですが。


<2020/11/27 追記>
そうだそうだその後予約確保した後の話してませんな。
いろいろあったのか発売日がずれて、11月中旬直前に発売決まり、無事に1台手元に届いておりますw
…まだ組み立ててませんが(

正直ホーネットは説明書なくても組めるくらい覚えてるんですが…組み立てに関しては記事にはしないかもです。
というのも…復刻が始まってから結構時間経ってるので今更いらんですよね(^^;
フルベアリングくらいしか特殊なことしない限り出ませんので。

ちなみに来年ファイヤードラゴン(こっちはサンダーショットシャシー)がまた予定あるようで。
実はこっちも在庫残りのボディ確保しているので、それが出次第ステッカー確保考えてます。
カナダのレストアパーツショップが今動いてなくてステッカーが手に入らないんですよね;
そっち動いていればTBGのボディ使うんですが。

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新旧スーパーアスチュート [RC(田宮)]

はい、とても遅くなりました(
…うん、またも最近の田宮のオイルダンパー設定でやる気失ってしまい、一ヶ月ほど調整後回しにしていましたので、条件を同じにして比較できる形になっていませんでした(ぉぃ

…さすがにね、ちょっと先に一言言わせてほしいです;
復刻スーパーアスチュートに関しては作り的には不満ありませんけども、オプションパーツとして説明書に載せるなら「DF03ダンパーの長さに関する記述」くらい入れろよと。
子供相手にもなってるはずなので、もし復刻をやりたいのであればCVAベースのマシンが多いんだからCVAの長さのアルミダンパー出せばよいだけの話であって、下手な流用を押しつけるのだけは避けていただきたい。
何のためにCVAって共通のダンパー出してるのさと小一時間(

ちなみに、オリジナルの説明書にあるハイキャップダンパーの長さに合わせないと新旧どちらも取り付けできないので、サイズをここに残します。

「F:71mm R:92mm」の状態で「アームの一番外側の穴を使う」

です。これくらいは田宮の方で責任もって復刻にも書けよ!(怒
ていうか、取り付け穴に至ってはオリジナルの説明書にもないからな?;;
(実はこれが当時ゲンナリして降りるきっかけになってる。それまでは全部きっちりハマるパーツ構成だったのに、ここから合わなくなって設計に責任なくなってるんだもの;)
ちなみにオリジナルでもこの長さでリアドライブアクスルに抵抗起きるので、キャンバー減らすか復刻のドライブカップに入れ替えるか変更必須です。
(おそらく、今の田宮が復刻側失敗してて、ウィリー系やダンシングライダー系の方が売れるのはそういうことです。すべてが専用設計なので迷わないだけ。)


っとまぁ、本気でダンパーで文句言いたいのがRC復活してからずっと続いている田宮ですが、おかげさまで手持ちのオリジナルも補修できますし、そこは満足しています(笑
※いきなり怖くてごめんなさい←


で、とりあえず完成した二つのスーパーアスチュートの写真をば。

DSC_0219.JPGDSC_0220.JPG

左がオリジナル、右が復刻です。
見分けるとかあんまりないかと思うのですが一応ボディつけた状態でもわかる部分としては、
(俺のはレストアで入れ替えてるので見られませんが)ターンバックルに青色のものがついているのがオリジナル、黒一色なのが復刻になります。
この辺はイグレスと同じですな。
でもって、写真のようにシャシーのみの場合は、FRPのカット断面見てください。
オリジナルの頃の技術だと今のようにきれいな端面が出せなかったため、基本的に田宮の当時ものは白く見えます。
復刻ものはこの辺に最新技術が入っているため、端面も黒できれいに処理がなされて、指に痛くありません。

ちなみに復刻にあたって形状が変化しているかどうか見てみましたが、スーパーアスチュートはイグレスとは違い、フロントショックタワーまで含めて全く同じ形状でしたので、作っていて懐かしさ爆裂でした。
違うのは締め込みナットの咬みがオリジナルよりやや弱いので、メンテナンス時の取り外しでナット紛失に注意する感じかな?
樹脂パーツについては後述します。

では、各部見ていきましょうかw

まずはイグレスでも復刻で違ったのですぐに見つけられた「説明書指定の通りに組んだ場合のキャンバー」ですな。
DSC_0221.JPGDSC_0222.JPG

右がオリジナル、左が復刻。
オリジナルのマシンのパーツはレストアの時に大幅に入れ替えているので見栄えが違いますが、
ロッドエンドのサイズが今のものでも同じ大きさだったので、当時の説明書通りの形にしてあります。
左の写真の通り、フロントは見てわかるほど違いますよね?
右の写真はリアですが、元々リアに固定トーイン設定がついている車両なので見づらさがあるものの、やはりオリジナルには強いキャンバーがかかっています。
そう当時のトレンドはキャンバーを強くつける設定が流行っていたのが見えます。
が、面白いのは「タイロッドの長さ」。
実は新旧同じ指定なんですね。
ということは…そう、ここでトー角が違うんです。

具体的にどう変化するのを、据え切り写真で比較してみましょうw
これ、ドリラジしてる方はトーインとトーアウトの違いとして見られるのでいいかもねw
DSC_0244.JPGDSC_0243.JPG
左がオリジナル(強キャンバーでトーイン設定)、右が復刻(弱キャンバーでトーアウト設定)ですな。
フロントタイヤの向いている方向がすごく違うでしょ?
これがコーナリング特性に大きく関わってくるって言うことです。
アウトサイド側の切れ角が加重がかかることで大きく関わるんですけども、ダートが主流だったオリジナルの頃は滑ってしまう量も考慮されてこうだってことです。
今は人工芝コースが多いでしょうから、立てておかないと引っかけて横転の可能性がある、加えてトーアウトにして素直に流すって思想ですな。
(ドリフト車両の場合はインサイド側に加重が乗るため、切れ角が大きいとスピンしにくいのが強キャンバーでアシストしやすい理由になってるってことでもあります)

今の田宮のマシンの組立て説明書の最後の記述を見ると、ほぼすべてで「弱トーアウトが向いています」って書いてあると思います。
笑っちゃう話ですが、先ほどいったとおりスーパーアスチュートは新旧で形状変わってません(スリッパーは違うけど)。
先に言っちゃいますけども1990年代初頭までは、実は田宮は「トーイン」を推していたのです。
上の左のフロント比較でよく見るとわかると思うんですが、オリジナルはホイール外側が見えるのに対し、復刻は見えませんよね?
これ、タイロッドが同じ長さのままキャンバーが違うので、ロッドで押された分で「基準トー角」に差が出ていると言うことです。
ええ、オリジナルの説明書にはきちんとありますよ?「この車は弱トーインが向いています」って(笑
※これが実は俺が田宮の姿勢に疑問を持つきっかけだったんですよ。当時の世界戦のアスチュートはトーアウトでしたから。
 なんでこんな嘘つくのかな?と。
 時代の流れでコピペ文章なんだろうなとは思いますけど、むしろ今の取説にはいらない記述ですよねこうなると。
 あえて今の田宮の悪い部分も書いていかせていただきます。気がついてもらいたいので。
 というのも、このスーパーアスチュートがおかしい感じの空気が伝わってくる最初のマシンなんです。

ま、キャンバーやトー角に関しては時代の流れもありますのでこんなもんでしょう。
タイヤの設計が今では古くなっていますが、スクウェアスパイクタイヤはずっと使われているので、グリップに対するデータが出てキャンバーが起きたんだろうなと考えてはいます。
しかし…この「リブスパイクタイヤ」だけはスーパーアスチュートとダイナストームのみのタイヤだったので、アフターでとれるだけでもかなりうれしい話です。
白のスターディッシュ前輪とかもう歓喜でしたw

お次は皆さんご注目の「TTC」ですなw
DSC_0223.JPGDSC_0224.JPG
左がオリジナル、右が復刻です。
もうね先に言っちゃう。ここは復刻での変更点として最大の褒めどころですよ!!(`・ω・´)
今の時代になると、どうしてもブラシレス入れたい人が増えるはずなんですが、待望のブラシレス対応になったという設計変更ですので!
これのおかげで一台確保決めたといっても過言じゃありませんって言うか、それが理由で買いましたので。
※これは京商の復刻シリーズでは当たり前にやっていることなので、田宮もそこやったか!ですw

構造としては、オリジナルのTTCシステムの締め込み方はいわゆる「DDのボールデフ調整」と形は一緒です。
スパーの軸がずれないようにクラッチ構造側にラジアルベアリング、締め込み調整部にはフランジスプリングが2枚使われ、かつ回転も必要なのでスラストベアリングを仕込んだ形になっています。
※なぜか今の田宮のDD用ボールデフではこのスラストベアリングが省かれているのですが…
 本来ボールデフの調整機構で直接ラジアルベアリングを圧縮すると、ラジアルベアリングの摩耗が極端に進んでしまうのと、力の受ける部分が外輪内輪の溝になるわけで、力抜けてしまい易くなります。
 昨今のDDレースでyokomoとXRAYが非常に強いのも実はこの辺じゃないかと想像しています。
 Kawadaですらなぜかスラストベアリングを省くという状態なので、ほんとに構造理解してるかな?って少し思うところですね。
 ちなみにyokomoのGTシャシーでも省かれちゃってるんですが…これは最初に提唱した田宮の影響かな?
 1/12とF-1シャシーではしっかり入ってますし。

で、ブラボー!って感じの設計変更な現代スリッパーのTTCですが、実はこれDF-03MS用のスリッパー流用です(笑
うまいこと持ってきたなぁってのが感想ですな。
これならDF-03MSの補修パー使えば、シャフト以外はそのままメンテナンスで入れ替えられるのでGoodです。

ちなみにオリジナルTTCでは以前にも記事にしましたが、今のブラシレスモーターシステムではトルクが高すぎてすべりっぱなしになります。
なので、オリジナルはレストア時にあえてブラシモーターシステムで組みました。

モーターの話が出たのでリアエンド側から。
DSC_0226.JPGDSC_0227.JPG
※復刻側でギヤケースの一部に折れた後がありますが、これは手元に来たときにすでに折れてまして(ぇ
 まぁオリジナルでもなくてもよい場所ですし、内部に問題あるわけじゃないのでそのままですw

まぁこれはブラシモーターとブラシレスだとどう雰囲気が違うかな程度で。
モータープレートも、プレス型抜きから削り出しに変わってるのがわかると思います。
カバーケースは全く同じなので補修に使えると思いますw

せっかくなので、オリジナルと比較と言うことから、いったん降ろしてましたけどもダイナテック02Hをつけた写真にしました。
当然ピニオンも当時のキット付属にしてあります。
枚数的にも確かオリジナルの05ピニオンの20Tはアフターでもとれないので、流通在庫で見つけるしかないかもしれないですね。
俺が以前見つけたヘリコプターのパーツ販売していた企業も、今はドローンオンリーになってピニオン出荷なくなってしまいましたので、とても大変な状態です。
復刻はブラシレスに合わせている関係で25Tがついていますが…うん実はここら辺、オリジナルの20T用意しなくてもよい感じに今はなっています。

というのも…ダイナテック02Hの時代では、高性能モーターは15Tとか極端なローターだったんですが、
その後の進化で同等性能のモーターが全く違うターン数で作れているのですな。
調べてみたところ…同等の回転数とトルクを見越した結果、いったんはレストアでyokomoのPro stock2の15T入れたんですが、今回復刻を導入したことで「これが使える!!」となり追加購入しました。
DSC_0245.JPG
BZ使えば、ほぼブラシレス10.5Tと回転数同じでトルクかかるので、25Tピニオンでいけます。
…そうです。田宮の復刻の場合、基本ブラシレス入れない状態で使えばいけると言うことなんですね。
しかもターン数が多いので、基本的に電力の使い方が変わることで長時間走行につながってる訳なので、相応に一応なっていたと;
※けど、こんだけブラシレスばっかりになってしまうと、ブラシの入手性が悪くなっている今、あえてブラシモーターってのは結構大変だなって思ってしまうのは否めません;
 いまだに迷うもの;;

で、オリジナルTTCが耐えられるのか?って話があるわけですが、ブラシモーターであれば強烈にトルクが変化しているわけじゃないので大丈夫だろうとみています。
むしろ、当時のキット指示の悪さであるドライブカップ内の妙な回転抵抗を減らすことができる(実際に復刻用とそこだけは交換しておきましたのでw)ことから、これで「妙な回転抵抗感」は減るであろうと考えています。
この辺は一度実走して追記ですね。

とりあえずTTCはこのくらいにして、気がついた形状変更点を一カ所。
ま、ここだけなんですけどねw
DSC_0228.JPGDSC_0229.JPG
左がオリジナル、右が復刻ですが…わかります?w
そう、前側のバッテリーホルダーの壁の形状が違う。
これはLiFe対応での前側への抜け防止でしょうね。
特に問題出るわけじゃないですけども、復刻で直すときはオリジナルじゃなくなっちゃう部分だよ?ということで。
後ろのリアショックタワー側を兼ねる方は変わってません。
DSC_0230.JPGDSC_0231.JPG
ね?w
あ、受信機がアンテナレスにしてあってこの位置についているのは、ボディの形状から当たらないように置くとそこしかないだけです(笑

DSC_0239.JPGDSC_0238.JPG
ちなみに当時と今とでの違いはボールエンドでも。
左がオリジナルですけども、リアハブ上側と含めて当時は普通のボールエンドが使われていました。
…うん、田宮の固い樹脂にねじ山切らずに頑張ると発熱すごかったし、実際それで俺もハブ側折りまして;
なので、復刻の止めねじ+ボールナットはよい選択だなと思います。


そうそう、アンテナでもこういうのがありますな。
DSC_0240.JPGDSC_0241.JPG
左がオリジナr(以下略
んと、オリジナルのアルミですが、これは当時の各車共通部品でした。
アンテナパイプ使うスタイルのマシンはすべてこれです。
復刻側のも多分そうなんじゃないかな?w
ちなみに今回はいらないので使いませんでしたが、付属のアンテナパイプ、今は黒のものだと思うんですが、
80年代から90年代にかけての田宮は「透明」のアンテナパイプでした。
通すの難しくて、どこまで入ったか見えるんでよかったんですけどねぇ…今のは必要な長さで切って立てるだけなので色関係ないですなw
レストアの時に透明なかったんでカラーアンテナパイプセット買って残ったのが黄色だったから写真の状態になってますが。
※ちなみにオリジナルの当時はアンテナパイプの先にキャップつけるのはなく、個人で好みで社外つけるもんでした。
 抜け止めって言う意味ではいいけども、ポストから抜けるのは一緒だなとw

ま、こんなところでしょうかね。

後はどれだけ当時からホイールとタイヤが使われているのか、見た目だけ比較して終わりましょうw

DSC_0236.JPGDSC_0237.JPG
DSC_0234.JPGDSC_0235.JPG
左がオリジナル、右が復刻…ってほんとに同じまんまw
さすがにオリジナルは日焼けしてますな。暗所保管でゴムも劣化ないけども、やっぱり相応に古くなってるなぁ…

このホイールは本当にお気に入りなので、是非とも色違いでもいいので残ってほしいですな(´ω`)

てなわけで、今でもやっぱり好きなスーパーアスチュートの比較記事を、悪いところも含めて(辛辣かもしれないと思いながらも)まとめてみました。

あとはボディ塗らないと…一応全部用意終わってるので、窓枠だけマスキングして一発塗りしてできるんだけど、どうも時間的タイミングがうまくとれない;
※ちなみに以前にも言ったとおり、ステッカーが当時のデザインのままなのでこれに関しては比較必要ありませんなw

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TAMIYAのRCのレストア番外編(スーパーアスチュート編) [RC(田宮)]

はい、それでは先日書いていたオリジナルの方の修理その後ですな。
とりあえず再販版シャシーを完成させたので、押し入れの保管箱からオリジナルを引っ張り出してきました。

DSC_0136.JPG
うん、並べたらもう間違い探しのレベルですw
以前の記事の通り、タイヤもホイールも当時の物です。暗所保管が上手くいっててまだ使える状態。
(新品が手に入るとはいえ貴重なので使いませんけどねタイヤは)

再販版が出たという事は、修理パーツが入手可能になったという事なので、前に施したDB-01ユニバーサルへの変更からノーマルに戻します。
で、曲がってると思ってたので一台分ドッグボーンを取り寄せてました。
DSC_0137.JPG
比較の時に並べて初めてわかる衝撃。なんとオリジナル無事で曲がってませんでした(ぇ
※多分サンダーショットのフロントドッグボーンの曲がりと記憶がごっつんこしたためかと。
 最初にレストア記事書いてからなにげに5年経ってるんですよね;
 ちなみに上2本がオリジナル、下2本が復刻です。

んじゃま、無理に交換する必要も無いかという事で、ノーマルのボーンとアクスルシャフトで組み直します。
てことでユニバーサルを取り外す。
DSC_0138.JPG
最終的にこの組み合わせでホイールハブ側は落ち着いてましたが、完成ではないです。
これだとホイール取り付け部の厚みが割と悩ましい。
で、取り外したDB-01ユニバーサルとノーマルの比較しときますね。
DSC_0140.JPG
KOSEの内径Φ5mmスペーサーで位置を合わせて取り付けてちょうど同じになる計算でした。

で、ノーマルのアクスルをリアハブへ戻す。
DSC_0141.JPG
当時もこうだったんですよ?w
復刻も全く同じでちょっと感動。
※実はこれが後の話に続きます。

でねぇ…ここで初めて気がつきました。
オイルダンパーをノーマル位置(リアロアアームの真ん中の穴)で取り付けし直ししたので、スプリングリテーナーの位置を変更して対応したところ、やはりドライブシャフトの回転が渋くなる。
当時の組立説明書と見比べても組間違いは無い。
1Gなら抵抗はないけど、ジャンプ中にこれだと破損の恐れがでるので、原因を探る。

したらですね…;
これ、ギヤボックス側のアクスルカップと併せてなんですが、ドッグボーンのかかるカップ形状が今の物よりも小さく成型されている関係で、「そもそも最初から要求仕様を全く満たしていない」という欠陥設計だったんですよ!;
※ちなみに復刻版のドライブカップは良くできていて問題皆無です。

世界戦獲って記念モデルで出しといてこれはないだろうTAMIYAさん;
なるほど、なんか遅いと思ったあとダイナストームが雰囲気的に気に入らなくて当時そのままRC降りた理由がここではっきりしました;;
「駄目だよ子供だましみたいな事を大人に向けてしまっては;」
おそらく当時、俺はこの「変な空気」空気を感じ取ってしまったんだと思います;
(RC復帰したときのレストアでも一旦嫌いになりかけたとか言ってますけど、おそらくこの空気ですな。昨今気がついたのかちょっとずつ変わってきているのは感じますが。しかしこの空気の原点そんな前か;)

これのせいで説明書通りにリアアッパーアームを組むとリアタイヤの回転にとんでもない抵抗生みます。
イグレスとほぼ同時期なのになんなんだこの粗い考え方は;

ま、他はなんとかなるので復刻版のドライブカップとアクスルシャフトを発注しました。
そちらでないとノーマルとして形にできないとか、20年以上経っておかしな修正劇です;
(ええ、この後もう一度スーパーアスチュートに関して記事立てる予定ですので、ちょいと楽しみにしておいてくださいませw)

とりあえずここでリアは復刻タイプの組上げにして後日部品が届いたら直します。
(追記で付け足しますね。)


そして今回のレストアの最大の目的を始めます。

…ええ、先日の組立編で書いたお話の部分の実際です。
DSC_0144.JPG
ちょっと見えにくいですが、ビス脇の樹脂部分に筋が見えますでしょうか?
そして、ネジ穴になるアーム中央付近の方にも筋があります。
そう、締めすぎてここに力を入れてしまうと、こうやって割れてしまうんです;
最初のレストアの前でも潰してなかったんですが、どうやら最初に組んだとき一度無理したみたいです。
困ったことにアクリサンデーでは直らなそうな樹脂なので(サンダーショットのギヤボックスと材質似てる)、折角再販出て形状同じならと言うことで新品に入れ替えます。
DSC_0145.JPGDSC_0146.JPG
当然形一緒w
ついでなので、730のラバーシールベアリングをw
DSC_0149.JPG
使う数減ったからメタルシールで置き換わっちゃったんだろうね。

で、Eリング外してアーム抜いて付け直すだけですけども、先日言っていた「ネジの締め終わり」がどのようになるかをここで。
DSC_0148.JPG
こういうことです。
この場合はネジの長さの誤差で回転が止まるところがこんな感じで隙間出てしまいますが、これでいい。
これ以上締めるとアーム割りますのでほんとに注意してくださいませ;
ちなみにリアは大丈夫だったのでスペア保管になってます。
※折を見てまた予備買っとこうと思います。

そういやオリジナルの方ではDF03ダンパーなのにフロントの取り付けが真ん中になってますが、これは長さの調整のためにダンパー内にスペーサー入れて自然長合わせてあるためです。
ま、外側でそのまま組んだDF03ダンパーの取り付けとこれでもストローク変わらないので大丈夫。

そして後は、これは当時の俺の苦労して悩んだが故になってしまった部品を戻すところ。
リア側のボディマウントですな。
当時、あまりにもボディが付けにくかったのと、それが影響して割れを呼んでしまったので、マウントを取り外してしまい、その後紛失してしまっていたのです;
DSC_0151.JPG
うん、前回のレストアでパーツがなかった…というかスーパーショット(復刻ではスーパーホットショット)と同じ部品だと思ってなかったので、OPシリーズからF103用のアルミボディマウントを流用して付けていました。
が…
DSC_0152.JPG
実際に見てもらえばわかるんですが、穴位置ちょっとこれじゃ低いんですよ。
てことで、オリジナルと同じ形状が手に入ったので入れ替えて終了。

DSC_0153.JPG
(若干ピンボケしてます←)

というわけで、とりあえずほぼ元通りの形へ戻りました。
モーターもちょっと後日の記事のためにダイナテック02Hへ一旦戻しました。
ボディもステッカーのおかげで当時の状態を再現できますので、とりあえずオリジナルの見た目に(ダンパー以外は)なる予定ですなw

てことで、残りは後日この記事の追記にて。


<2019/03/02 追記の削除修正>
ちょっとおかしなお話になってて調べ直してるので追記一旦消しまして。
搭載状態でDF-03ダンパーが5mm長さ変わっちゃうのに気がついて(おそらくドライブカップ側Oリングの個数差かな?)、外して全長はかったら確かに問題の方が長くて。

で、シャフトかな?とダンパーエンドだけ外して再計測したら突き出し量一緒で頭が混乱する(笑
んじゃ組み直して合うんじゃない?ってやってみたらやっぱり2mm全長が変わる(ぇー

トップキャップの締め込みやヘッドの大きさも計測して一致するのに、なぜ組み立てたときだけ2mm違うんですかー(白目
ダンパーエンドの大きさが同じ物のはずなのに違うのか!?;;


軽くホラーだよこれw

ただ、車種と製品ナンバーでダンパーシャフトの長さが違うのは既に見ているので、なんか変なのは確か。
一体なんなんのか!?;

6k以上出して悩むとかちょっと本気でダンパーだけ他のメーカーにして良いですか?こんなので悩みたくない;;

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SUPER ASTUTEシャシー製作後編 [RC(田宮)]

はい、お待たせいたしました。
ターンバックル届いたのでとりあえずメカ積みする前までの半完成という事で。
(ちなみにタイヤは接着の準備はしてるけどまだ貼ってません。専用タイヤなんで走行用は他の物用意すると思うので。)

前回まででシャシーの大まかな部分を全て作り終えているので、残りはオイルダンパーとステアリングサーボとワイパー繋ぐロッドのみです。
が、割とここで「???」ってなる方増えると思うので。

ま、とりあえずは先にダンパーを組みます。
DSC_0104.JPG
キット付属のCVAダンパーではなく、DF-03用のセットを指定通りに使用。
これは普通にダンパーの説明書通りに最初は組みます。

で、いつもならグリーンスライム使うところですが、今回はちょっと気になってたラジコンマガジンとかで出ていた「サノタケ流」をやってみました。
DSC_0105.JPG
先にOリングのところにオイル垂らしておく方法ですな。
確かにこれでも十分に充填できるので、後で泡出にくくて良いかもしれないです。
グリスで埋めるのかオイルで埋めるのかの差くらいのもんかな?
嫌な張り付きも時間が経っても起こらないので良いかもしれないw

で、できあがったのがこちら。
DSC_0106.JPG
比較のためにオリジナルのCVAダンパーと長さ調整した当時のハイキャップダンパーと並べようと思ってて、写真撮りわすれました←
が、やはりちょっと現行のダンパーは長いです。
ただアスチュートの車高として、装備重量がかかったときに一番良いところでダンパーシャフトが止まる感じなので、とりあえずは気にしないで組んでください。
というか、おそらくスプリングの長さ的に遊びが強く出るので、プリロードゼロ出そうと思うとちょうど良いところに収まる感じですな。

で、話出たついでなのでオリジナル2種類を。
DSC_0107.JPG
灰色のが当時の付属のCVAダンパー(キット標準添付のは色が違いました:左)と、イグレスに付いていた物を長さ調整して組み直したハイキャップダンパー(右)ですな。
なぜここで一度見せているのかというと…リア用はそのままでなんの問題も無いんですが…
フロント用ちょっと気がつきませんか?
そうです、ダンパー下部、スプリングカップを含む取り付け穴からの位置が長いんです。
ハイキャップダンパーは最初からアスチュートも視野に入れた商品だったのでこの形で干渉しません。
キット付属のCVAダンパーは、スーパーアスチュート用のダンパーエンドが付属しており、V部品使いません。

てことは…そうですDF-03のダンパーエンド、フロント側は「説明書通りに作ると干渉が大きすぎる」のですな。
おまけに長いので、そのまま付けるとこの状態になります。
DSC_0108.JPG
長さに合わせると、外側の穴しか使えません。
もしこれが気になるようでしたら、フロントショックタワーをダイナストーム用に交換しましょう。
割と苦労なく付けられるらしいです。
が、俺は今回はオリジナルのまま行きますw

で、フロントロアアームで最大の注意をここで。
スーパーアスチュートのフロントダンパーエンドの取り付けですが、写真のネジの入っている部分、

「絶対にネジ山が見えなくなるまで締め込まないでください!!」
つまり、ダンパーエンドが前後に余裕ある状態で締め込みをやめるって事です。
状態としては、「取り付けねじの頭がアームに当たったところで止める」です。
なんとなく「だいじょうぶなんかな?;」って状態になるんですが、大丈夫です。
むしろ、ここが変形するくらいまで締め込んでしまうと、アーム前側が折れるだけでなく「ネジを通した位置から」アームが真っ二つに割れます。
しかも最初はヒビに気がつかない感じなんで、突然割れることになりますので要注意です。
※この後おそらくオリジナルスーパーアスチュートの再レストア記事を起こすと思いますが、そこでも同じ事を触れます。
 これを気にしないで進むと、ただでさえフロントバルクが弱いと言われたスーパーアスチュート、大ダメージをジャンプ後に起こすことになりますので;


話は戻って、スプリングカップの干渉はどうすれば良いか?
うん、ダンパーの自然長でスプリング上部を見ると余裕たっぷりなのでそこを使います。
つまり…

DSC_0112.JPG
こうする。
ダンパーの組立説明書では2mmカラーが入ってますが、これを6mm分入れてスプリング全体を上に上げてしまいます。
これで干渉なしに。
ちょっとスプリングカップが遊びがちに見えますけども、ちゃんと機能してますので大丈夫。
※ここで前回結局使わなかったアルミカラーセット生きるのですよw

で、これでダンパー搭載も終了。


さて、最後の部分ですな。
サーボリンケージの部分のロッドが作れていなかったので、そこを作ります。
…もう、なんでここ買い忘れたかな;

てことで
DSC_0115.JPG
アルミターンバックル18mmとD部品袋からボールエンドを取り出す。
まずは説明書の指示通りの長さでロッドを組む。
DSC_0116.JPG

うん、ハイトルクサーボセイバーに交換していますのでこのままでは長さが足りません。
てことでまた現物合わせで調整します。
結果、説明書指示8mmでしたが、9.5mmとなりました。

というわけで、あとはモーターとESC、受信機乗せるだけですが、とりあえず車体の完成という事になります。

DSC_0117.JPG

なんか復刻モデルらしからぬ雰囲気になってる気がするけども…(^^;

残りは月末頃かな?
その前にボディ塗装の準備しておきませんと。


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