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日記代わりのまったりブログ。

PSO2はShip5にMILAIでよく現れる。 話しかけると中の人が反応するかも?
『PHANTASY STAR ONLINE 2』公式サイト
http://pso2.jp
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[コピーライト]SEGA 『ファンタシースターオンライン2 ニュージェネシス』公式サイト
https://new-gen.pso2.jp/
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当ブログの記事は商用・非商用に関わらず引用および転載、URL貼り付け等を一切禁止させていただきます。

Z軸モーターのカプラー(カップリング)を変更 [Ender-3系]

はい、どうもマウスの使い勝手が悪いなと使用しているLogitech G502を分解して見てみたら、ホイールのセンタークリックのところにあるスプリングが2個ないといけないのが1個しかない上にへたって設置しまくっていたので、
海外から部品発注できるの調べて調達に入った凪です(何
※G502は割り当て変えられるので現在はセンタークリック無効にして使うときのために親指ボタン(G6)へセンタークリック割り当ててしのいでます。
 というかいつの間に名前そのままで無線対応機種に変わったのこれ;


さてそんな感じですが、ATOMの改造のためにパーツを出している関係で稼働していたEnder-3。
実は組み立ててたときから気になってた部分をTH3Dで他のもの買ったときに追加して一緒に届いていたもので付け替えることにしました。
PrinterModsのパーツは現在、コロナの影響で流通が鈍った結果、パーツ生産工場に金属が入らなくて遅れてるそうです。
早く手にしたいけど情勢が悪すぎるので仕方ないですな;


で、入れ替えたのは商品名そのまま言うと「カプラー」なんですが、日本では「ユニバーサルジョイント」とか「カップリング」で売ってるものですな。
いわゆる回転軸系で径の違うものをつないだりする部品です。

DSC_0033.JPG

いわゆる「ジョー」タイプ。
用途によっていろんなタイプがありますけど標準はスパイラル(スリット)かこれで良いはず。
DSC_0034.JPG
写真見てわかるでしょうけど、Ender-3のノーマルはリジッドタイプが使われているため軸ずれ等でのシャフトへの負担が若干高くなってしまいます。
※だから上側で保持して斜めにならないようにするとか出てくるのね。

現状で後付けの上側固定ブロックを入れているのでそこまで気にしなくても良いんですが、リジッドであるのは間違いないのでモーターへの負荷で返って来てないか不安な状態で。
そんなわけで、リードスクリューの寿命延ばすためにカップリング変更することにしました。
※スリットタイプでも問題ありませんので価格で選んでも良いと思います。

付け替えるのは簡単なんですけど、ちと面倒でした;
緩めて軸外すだけなんですけど、リードシャフトが回って降りてきてしまう;
おまけにベアリングで一度軽く押さえられてるので、上側のベアリング固定ネジを緩めて対応。
先にリードスクリューにつけてしまい、モーター軸を後から古いカップリング抜いて一度に取り付け。
DSC_0035.JPGDSC_0036.JPG
こんな感じで後ろ側で見えない位置ですけど地味に活躍していただきましょう。

早速ATOM用のパーツがまだ修正したりで出力あったのでお試し。

やはりリジッドから調心に変わったのでZ軸の動く時の動作音が小さくなりました。
明らかにスムーズです。

正直MonotaROでも低価格で売っているパーツなので、もし興味があれば入れて見ても良いんじゃないかなと思います。
(たまたま海外からパーツ取り寄せる必要があって俺はTH3Dから混ぜて買いましたが、正直に言うとこれは国内販売ので十分です。サイズ同じなので気にならんはずです。)

ちなみにモーターシャフトがΦ5mm、リードスクリューがΦ8mmなので、それさえ合わせばカップリング合います。

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PEXスプリングビルドプレート復活 [Ender-3系]

さて、先日一度使えなくなったのでビルドプレートを樹脂に切り替えてしばらく使ってきたのですが。
これがどうにも最初の層の書き始めだけフィラメントがノズルにくっついてきてしまい、どう設定しても解消しないので戻したいなと思ってました。
造形はできるんだけど一カ所だけ細い線が底面にできてしまうイメージ。

てことで、PEXビルドプレートどうしても復活させたいなと思ったので、今度は耐久性と交換、
そして…メーカーが謳う「150℃まで耐えるマグネットシート」を信じてセットで「Double Wham」にして買ってみました。

先日届きましたので、平滑度・平面度がノーマルより保てるのでFYSETC製のヒートベッドはそのままで上からWham Bamのマグネットシート貼り込みました。

DSC_0206.JPG

元々上面側にこのヒートベッドは電熱線が走ってるのでエアが抜きやすかったです。
案外貼りやすかったかな3Mの強力なテープだったけど。
最初の位置調整でやり直しやすかったです。

で……ここでどうしても気になったので意地悪で「真ん中が熱で盛り上がってきてしまうようになったPEXプレート」を乗っけて完成させました(ぇ

ええ、思うところがあったからなんですな。

DSC_0207.JPG

まぁ見た目は普通です。WHAM BAMでは今は先にプレートに貼った状態で販売してますが、当時は自分で貼るスタイルだったのでその辺が違うだけ。
写真ないけどやっぱり工場出荷の段階で貼り込み終わってると見た目は綺麗だよ?w


で、ここから意地悪試験しました。

そう、まずは「本当にマグネットシートが150℃以上に耐えられるの?」ってお話と、
「実はスプリングスチール使ったものを磁石で貼る場合、従来の小さなマグネットを複数使うより全面一度に引っ張った方が良いんじゃないか?」という点を見るため。

というわけで、せっかくのマグネットシートが実はダメで死なれても困るので(普通に剥がせるけど剥がすのめんどいだけ←)、自分がABS系でよく使う110℃の設定で以前変形が始まった時間(10分程度)続けて保持してみました。

結果は…見事問題なくしっかり平面を保ったままに!
というわけでしばらく前の駄目になったと思ってたプレートで使いますが、明らかにスプリングスチールタイプのビルドプレートを使うときは全面で吸着させた方が良いし、実は駄目になってなかったという結果になりました。


これねぇ……工学部故の分野違いで新しいものが出てるの知らなくて「ほんとかよ;」って疑ったのが行けなかった事例になります。
というのも、通常磁石って加熱考えると70℃程度で磁力が弱っちゃうものという認識があったので(金属組織の性質上こうなる)、150℃以上で磁力を保つなんてにわかに信じられなかったからなんです。

で、今回買ったことで自分でメーカー特定できないか調べるに至ったんですが、日本国内で販売しているマグネットシートでは現状個人が買えるものは「上限が105℃」というものがありましたので、
今回110℃で全く磁力が落ちず、その後もきっちり磁力抜け起こさず使えているWHAM BAMのマグネットシートを見て「ああ、これはメーカー専用品できっちり存在するんだ」と考えを改めるに至りました。

こういう地味な新技術ほど頭の書き換えが遅くなるのが難点ですなぁ;


で、FYSETC製のマグネット付きヒートベッドの磁石ですが……おそらくこれはスプリングシートが出てきた初期のものだったからか、現在磁力ほぼないです(ぇ
最近は国内でも小型の磁石で耐熱150℃や200℃みたいなのが買えるのは調べてわかってるので、このヒートベッドのは60~80℃が最初からの使用環境で、しばらくABS系が多かったので変性しちゃったんでしょうね。
どちらにしろ、部分的に保持するより全面で保持した方が安定しているのはわかったので、今後はマグネットシートの予備を用意しておくのが良いのかなと思ってます。


そして、TwitterでTH3Dのツイート見てたら、B級品(返品や傷系で機能が保持されてるもの)が安かったので、
今度はTH3Dが用意している「耐熱140℃」のマグネットシートと合わせて買ってみました。
明らかにOEMとして違うところのでしょうから比較できそうだし。
※実はもうPCフィラメント使わないのわかってるのでPEIであるTH3Dの焼き付けテクスチャータイプ買ったんですけどね。
 PEXにした理由って実はこの辺の話です。
 PCフィラメントのノズル温度が275℃付近なためか、通常のPEIシートだと表面が若干溶けてPCに色移りします。
 PCフィラメントじゃなければ起こさないんですけどねw
 PEXシートは(未だに現物が何なのか特定できてませんが←)この現象が全く起きないし表面が減らないので使い勝手が良いのですよ。
 しかもPEXシートだと冷えると勝手に剥がれます。

てなわけで、モデルの接触面をつるつるにしたくないときにテクスチャータイプと入れ替えて使うという運用をこれからしてみようかと思います。

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Ender-3の制御系をすべてMakerbaseへ移行 [Ender-3系]

っと、先日のMKS SGEN L V2導入のその後ですな。

取り寄せていたMakerbase社の標準タッチパネル画面が届いたので取り付けました。
DSC_0164.JPGDSC_0165.JPG
何が良いって、USBメモリやSDカードを正面から差せるので、今までのような左右で空間余裕見なきゃいけないのが無くなる点。
裏面になにげにWiFiユニットつけてありますが、これは単純に買うときにセットしか残ってなかったからw
使えそうだと思ったこれ用のケースを前もって出力していたので、それに入れて組み立て。
DSC_0166.JPG

これにしてしまうとMarlinモードの表示ができませんが…

このモニターはシリアル接続のみなので、今まで同時に使ってきたEXP1とEXP2の端子が空きっぱなしになります。
ということで、Ender-3ノーマルの操作パネルを復活させ、ケーブル2本で普通に接続することで、実はMarlinモードの画面とシリアル接続の画面を一度に出したままどちらでも操作できるようになります。

DSC_0171.JPG

こんな風にw

なぜMarlinモードの画面を使うのに拘っているかというと、この後PrinterMod.comがKickstarterで出していた「XChange」の導入をするため、起動時にツール変更ができるように設定する必要が出てきています。
シリアル接続のモニターだとファームウェアに項目追加して書き換えが必要だと思うので、ちょっとそれは覚えてからじゃないと無理。
※結構このツールチェンジの記述の変更が面倒なんですけど(Gcodeの指令を読ませる必要がある)、その辺はまた後日。

で、この操作パネルですけど、今までBIQUのTFT-35 E3を使ってきたので若干違うところで違和感感じますが、わかってしまえば実はこちらの方がシンプルでまとまってます。
…しかも出力ファイルの外形がグラフィックで表示されるようなので、文字のだけで間違いにくい感じのようで…
早くこの辺試してみませんとね。


あと、本体の小変更として、Y軸の取り付けを20mm前に移動しています。
同時にY軸リミットスイッチを10mm後方へ移動。
何かというと、リニアガイド化したことで15mmほど+側移動量が減ってしまっていたので、印刷終了時にちょっと不具合出てたんです。
ガツンガツンと引っかけてファジーで停止するみたいな感じ。
アルミフレームのネジ止めが1本になってしまうのでTナットを後ろ側に追加して固定してあります。
アルミフレームの固定、基本はこのTナットで位置調整できるように固定するのが普通なので、もう少し出す必要があればそれで対応する予定です。
ケーブルは余裕が生まれる方向なので全然問題なし。


そんな感じで、扱いやすいようにするチューニングをちょっとずつ施しているEnder-3でした。

まだ変わるかなーw

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HIWIN MGN12Hのボール充填修理 [Ender-3系]

実はパーツ揃ってて、且つ予備の駒も2つ手元に来て2ヶ月くらいほったらかしてたんですが←

DSC_0156.JPG

刻印がパターン変わりましたね。
コピーレールものは刻印が一切無いので見分けつけやすいですがやっぱりきっちりしてます。
写真右の飛ばしてしまったのはBLVのリニアガイドキットに付属していたものですが、BLVはイギリスの方が設計して販売をAli Express等でやっているものなので、付属レールはHIWINが最初から指定になってます。

さすがに時間あるからと放置しすぎるのもアレなんで、そろそろやっておこうってんで修理作業しました。

ちなみに暴走で落っことしてボールが飛んだ駒は裏から見るとこんな状態でした。
DSC_0158.JPG

いきなりオチなんですが、ひっくり返して初めて気がつきました。脱落防止のバーついてるじゃない;
ということは、勢いが凄すぎて歪んだんですね;
設置してたときに上側だった方は見事に1列無くなり、下側も数個飛んでガラガラ。
この状態だと保持全くできません。

DSC_0159.JPG
てなわけで、入手したスチールボールを追加して直すことに。
最初は全部入れ替えようとしてたんですが、摩耗が見られないので追加にしました。

ちなみに使ったスチールボールはベアリング用の「3/32インチ」のものです。
100個で1kしないくらい。
MonotaROとかでいろいろ売ってましたので、送料との兼ね合いで上手いこと用途に合ったもの選んでください。
今回俺は使う場所と力のかかり具合を考えて鋼鉄製選んでます。
ステンレスだと変形の可能性ありますので。

で、実はほったらかしたのはこの「脱落防止」がついてないと思ってたので、レールに引っかけてボールを入れていくのを想定してたので、やり方どうしようと思ってたからなのですよ。
脱落防止がついているなら話が早い。押し込みゃ終わるw

DSC_0160.JPG

一個分くらい空いてるのは、試してみて隣同士のボールのクリアランスが無くなって渋くなったから取ったためです。
表に出てきてる部分で線上に保持できればガイドされるのでこれで大丈夫。
後は潤滑しておけば良いです。

てことで、レール。
DSC_0161.JPG
とりあえずティッシュで拭いただけ。手が汚れない程度に。
こちらは運良く事故った後も傷入りや変形起こさなかったので(というか変形起こすような硬さじゃ実用に耐えない)、もったいないから直そうと思った感じです。
HIWINの製品であればレールと駒と個別に購入可能なので、もし使用限度超えてない状態であれば簡易補修で組み合わせられます。
コピーレールだとばら売りありませんので…しかもMGN12Hとか9H名乗っておいて互換しませんので。
(ちゃんと試したのよその辺もw)

無事に組み終わってしっかり使えるようになりました。
ま、スペアですねこれ。出番いつになるかわからないくらい先ですけども。

で、無事駒を入れて抜けないように処理して保管に回す事にしたので、コピーレールと比較してみますか。
DSC_0162.JPG

言わずもがな上が本物、下がコピーですが、書く前に以前書いた話で「駄目だった方」のレールが写真のものです。
とにかくガタがあるのでスムーズに走らない。
もう一本あるコピーは当たりで調子良いんですが、Ender-3のY軸なので2本合わせて使うとこのガタのある方がブレーキかけて大変な動き方になっちゃうんですよ;
もうギコギコ通り越した「ガッコンガッコン」状態でしかも途中で止まるくらい(ぇ
HIWINにしてからスムーズそのものです。

コピーレールは見分けつけにくいんで買うの難しいんですが、ホントにHIWINを扱ってるお店がAli Express内にあるので、見つけたらそこで買ってください。
コピー系の悪いところだと本物の写真で激安になってるので見分けつきます。
ちなみにHIWINのMGN12Hと300mmレールの組み合わせの価格は8k程度です。
コピーレールは1本2000円しませんので見分けつくはず。(酷い価格差だよね;)

そもそも販売ページでコピー系は「HIWIN」と明記しませんのでわかると思います。
俺が使ってるストアは逆に「HIWIN」しか扱ってません。
※面白い話で、Ali Expressでは偽物販売した場合に業者に対してAli Expressに陳情するシステムがあるので、嘘だったと報告すると返金まで交渉できます。
 おまけに出店側にペナルティ飛ぶので割としっかり最後まで話できます。

ちなみにですね…俺が手にしたコピーレール、これはコピーなのわかってて買ったので文句言ってません。
実は要所守って改善施すと使えるようにはなるので(これアメリカの3Dプリンター系youtuberの方が実演している動画があります)、俺も最悪それやってみようと思って買いましたので。



ただ…マジでコピーレール気をつけてください。
ちょっと見える位置で出ちゃったんですが、レールの加工が適当すぎて固定ができないなんてものが出てます。
(実はこの辺の話を昨年からほかで感じ始めたので、徐々に出自のしっかりしたもの選ぶように切換え始めたんです;)

こればっかりは「安物買いの銭失い」が強烈に出ますので、痛い目見るより本物チョイス必須です。


使えるコピーレールのお店はまだ良い方だって感じですな;推奨できないけど。


<2022/03/13 追記>
しばらく情報を伏せていました。(わかる人じゃないと買えない…というか買いにくいところのお話なので。)
実はHIWINとほぼ同価格で日本メーカー製選ぶことも可能です。
メーカー直販で精度もバッチリで、かつMGN12H等と穴位置も一緒なので扱いやすいのがあります。
この話、別商品を買うのにこのブログ内で一度話を出しているところなんですが、おそらく機械系部品の買い方を知らないとちょっと個人では大変かもしれません。
(わかってしまえばなんてこと無いですが、先方さんが基本業者向けなので個人が殺到するのが良くないと考えてあえて伏せた形にしています。基本この手は業者向けの場合受注生産販売になるので、間違っても返品が一切できないお話になりますので、機械設計系で慣れていない方にはちょっとハードルが思っている以上に高めです。)

とはいえ、ベアリング関連って最近は台湾メーカーがかなり頑張っているので、買いやすさを優先するならHIWIN選ぶ方が個人的なほうは楽かもしれません。


ちなみにこの記事のレール事故起こしたときは日本メーカーの少ししっかりしたものを選んだためかなり高めの出費になっています。
単純にご時世の関係で納期の関係でそうなったんですが、やはり価格に見合ったクオリティがついてきました。
(ただし修理の内容としては本体額と比較すると唸ります;)

この辺の選定に関しては技術仕様とかをかじった上でやった方がいいかもしれないですな;
俺のは完全に杵柄があったので助けられてる感じです。

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<Marlin2.0.9>MarlinへBL Touch追加をするときの変更箇所 [Ender-3系]

さて、MKS SGEN L V2に乗り換えまして、改めてBL Touch追加時のMarlin記述の変更箇所を学び直しましたのでまとめてみます。

正直、今までの他でもあった解説がなんで動いていたんだろう?って考えてしまうほど違うので(しなくても良い変更が非常に多かったです)、今回は俺もかなり面食らいました;
この記述はMakerbase社の出している解説動画を参考にしています。


では本題。

ハード的な接続に関してはおそらく他のボードでも変わらないと思いますので、そちらの細かい接続に関しては「Servo」と「Z Min」へのBL Touchケーブル接続を前提として進めます。

まず、「Configuration.h」から。(上から順番に行きます。)
行数で曖昧な書き方していますが、バージョンが変化したときに項目が追加されたりして若干数字が変更になるのでそうしていますが、基本項目的には記述が大幅に変わることが少ないので参考になるはずです。

Z軸リミットスイッチの設定箇所を確認しておきます。
endstopset1.png
770行目あたりの「#define ENDSTOPPULLUP_ZMIN_PROBE」をアンコメントしておきます。
Makerbase社の解説ではここをコメントアウトしておくと解説されていますが、実際にやってみるとここを換えておかないと何故か上手く動かなかったので、試してみて駄目なときはこうしてみてください。

endstopset2.png
そして以前書いた場所と違う記述になるのですが、Probeの行は「false」のままです。
ここを「true」にすると他と設定が合わなくなりビルドでエラーを吐き出します。

1000行目あたりからのZ軸リミットスイッチ設定はBL Touchの白黒線をZ軸リミットスイッチにつなぐので、記述をそのまま使います。
Zprobe1.png
このとき、ボードによってはARMのピン指定でProbe信号を拾う番号が違うことがありますので、その場合はその下にある(1021行あたり)「#define Z_MIN_PROBE_PIN 32」をアンコメントして有効にし、「32」の部分を該当するピン番号に書き換えてください。
Zprobe2.png
ピン番号は「src」の中にある「pins」フォルダ内の、自分の使うボードに載っているARMの種類のフォルダから使うボードを見つけて中を見ると出てきます。
大体「Z min」のすぐ下に「Probe」で書いてあると思います。


そして忘れてはいけない「BL Touch」の有効化。
BLtouch1.png
これは今までと同じです。
他のレベリングセンサーを使うときはそれにあったものを有効化すれば良いです。

今回は使ってるステーの関係で数字が俺のデータになってますが、ノズルとプローブの位置関係を入力しておきます。
BLtouch2.png
初めてBL Touchを追加するときはZ Offsetの値がわからないと思うので、XY軸だけ入れて後で調整して本体で記録させます。
※このとき後述するConfiguration_adh.hでメニューにZ Offsetを割り出す機能を有効化すると計算しないでできます。

ベッドレベリングの方式を選択して有効化します。
BLtouch3.png
大半の人はこの「BILINEAR」で大丈夫だと思います。
毎度申し訳ないんですが、他の使ったことないので動作がどう違うかは解説できません(^^;
この設定では指定ポイントで正方形を指定数で分割した場所で高さを見て調整します。

そしてここで画像無しで解説ですが、以前まで入れていた「#define RESTORE_LEVELING_AFTER_G28」に関しては「コメントアウトのまま」で大丈夫です。 Cura等でgcodeにするとき、スタートでG29指示入れて毎度計測すると思うので、起動時にレベリングをとってしまって記憶させ、その日はそのまま使うとかしなければこの項目を使う必要はありません。
<2021/08/29 訂正>
「#define RESTORE_LEVELING_AFTER_G28」ですが、この項目を別途G34の追加を調べていたらG28実行後の話がわかりましたので上記部分を訂正させていただきます。
G28有効化の項目にてMarlin2.0.9以降では「RESTORE~」と「ENABLE~」と二つあると思います。
これは、通常MarlinではG28計測後に結果を保存しないという行動を取るようにしてあるため、計測結果を反映させるかでどちらかを有効にする必要があります。
有効化させておくには「#define RESTORE_LEVELING_AFTER_G28」をアンコメントしておきます。
<ここまで>

次に安全のため、Z軸のホームを取るときにベッド中央で行うようにセットします。
Zhome.png
この記述の後にXY軸のそれぞれでベッドサイズから計算して中央を指定する記述がありますので、下手に変更しないようにしましょう。

で、ここから二つは普段の書き換えでも忘れがちなので、バニラから生成する場合は確認しておきます。
EEPROM.png
SDSupport.png
オンボードのメモリの領域を使う話と、SD Cardの有効化です。
割と忘れがちなんですけど、EEPROMはビルドのときにエラーで教えてくれたりしますが、SD Cardはそのまま行ってしまうので、忘れるとPC直結で書き直しとか面倒なので注意しましょうw


そして一番最下段で重要な記述になります。
BL Touch等、機能を追加する場合にはこれらの機器がサーボ扱いになるため、「サーボを使用します」と宣言する必要があります。
servo.png
「#define NUM_SERVOS 3」を有効化し、数字を今回はBL Touchのみの追加なので「1」に変更します。
ここをやらないでなぜ今まで動いていたのかが本気でSKR V1.4での謎でした;
Marlin2.0.8からちゃんと書かないとSKRでも動きません。

これでConfiguration.hの変更は終了。

続いて「Configuration_adh.h」の変更に移ります。

…とでも思ったのか!(ベジータ様)
みたいな状態です(ぇ

というのも、今まで解説させていただいた項目なんですが、なんと通常はオートですべて判断する設計だそうで、いちいち有効化しなくて良いのです;
なので、BL Touchのモード設定等はコメントアウトしっぱなしで大丈夫。
adhbltouch.png
画像が縦長になりすぎるんで上側カットしてしまってますが、この項目の一番上のコメントに「通常はわからないと思いますので、機器の細かい仕様がわかる場合で指定が必要なときのみ有効化してください」としっかり書かれてるんですね;
というわけで、実際にコメントアウトのまま試しまして、コメントアウトのままできちんと動くのは確認しております。
安心してこの箇所は何もせず、電圧管理系とモータードライバの設定に間違いが無いかを優先して確認しておいてください。

そして最後に、BL Touchを初めて導入したときに割と大変な「Z Probe Offset」の割り出しのための操作メニューを有効化しておきます。
adhzoffset.png
この部分の「#define PROBE_OFFSET_WIZARD」を有効にすると、指示に従って操作するだけでZ軸オフセット値を割り出して保存してくれます。
手計算でできる方は有効化しなくても良いので、もしボードのメモリ的に余裕がない場合はカットしておけば良いです。

あと、最後にMarlin内部でのG-Code処理で有効化する必要があるとのことで、
「src」→「gcode」→「calibrate」にある「G28.cpp」の最下段の終了前に追加記述を施しておきます。
G28change.png


これで終了です。
あとはこれらと交えて自機のハードウェア的に必要な設定と合わせて入力してビルドすれば完了です。


今回のボードメーカー変更でいろいろ改めて知ることになったんですが、やはりある程度コメントの中身を読んで理解する必要がありますね;
俺みたいにソフトウェア関連が素人なのが弄るときはかなりおっかなびっくりになります。
わかってしまえば怖くないんですが、わかるまでが大変みたいな。

そして、以前SKR E3 Turboで暴走してボードをゴミ箱に叩き込む、なんて事を俺は起こしましたが、
なんとその時に起きていた「X軸の0点を勝手に作って変な動作をする」はMarlinのバグだったそうです。
来歴読んでたら出てきてびっくりしました;
しかしアクセラレーション設定とソフトウェアリミットの有効化が無視されてたんで(これについてはバグフィクスに何もありませんでしたので固有と思われます)、ボード不良酷かったんだなと改めて思いました;
現在、その暴走でボールを落としてしまったMGN12Hはボール調達ができたので修復チャレンジ中です。
3/32インチのベアリング用ボールが手に入れば直せます。
リニアガイド使うときは本当にこの辺でえらい損害食らうことがあるので、設置の時は絶対「リミットブロック」の設置をしてくださいね;

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Makerbase MKS SGEN L V2のセット用意 [Ender-3系]

はい、やっと届きましたTH3Dから購入したMakerbase MKS SGEN L V2一式。
DSC_0140.JPG

アメリカ国内はさらっと税関まで通ったんですが、アメリカの国際郵便から日本に向けて発送の通知からどえらく待たされました(^^;
航空便指定だったんで件の遅延で凄い状態だったんでしょうね。
結局ポチってから3週間半くらいかかってます。

TH3Dでは買った人にラムネつけてくれるんですねw
しかしちょっとどんな保管されてたのか途中の状態がわからないので今回は鑑賞だけにしときます。
(お気持ちだけ受け取っときましょう)

さてさて、このMakerbase社の3Dプリンター用メインボードですが、ご存じの方ならおわかりと思われる「情報の少なさ」です。

検索してみるとわかるけど、使ってる人は一定数いるんですけどほぼほぼ設定とか公開してる方いらっしゃいません。
調べている過程でわかったんですが、どうやらこのメーカーを触る人はある程度わかっている人というのが前提っぽくて、「メーカーが出しているチュートリアルビデオと記述」がわかれば設定できる方向のようです。


というと敷居高いように感じますけど…割とBIQU製品に近いとわかってしまえば変わりないよと言う感じ。


とりあえずMarlin2.0.8.2ですでにビルドはしておいたので(記述に関しては省きます。メインボード指定とシリアルポートが0番と1番で逆になるくらいしか変化ありませんので。これもGitHubに専用ファームウェアの公開がされているので拾えば良いです)、後は乗っけるだけにしてしまいます。


さーここからが結構わからないと「??」領域ですが。気づいたら転けるレベルです。

DSC_0143.JPG
まず開封して見てみたらわかるんですが、ジャンパは一個以外全部外してある(必要分はちゃんと付属してます)ので、STEP/DIRモード使うのかUARTモード使うのかってところからなんですが…パッと見てわからんですよね?(^^;

ここから先は、俺のEnder-3に合わせるために「TMC2209を使い、X/Y軸はリミットスイッチ、Z軸はBL Touchでホームを取る」という形のお話で組んでいきます。
リニアガイドシステムに組み替えてあるので、Z軸はモーターが2個の状態になってますが、メインボード上のE1ポートがMarlinで指定すれば「Z2」に切りかわりますのでその辺が追加されてるだけ。

まず、UARTモードにします。
ジャンパースイッチはこんな感じで、手前にUSBコネクタを向けた状態で、奥から3番目の列で左側にセットします。
(3本並んでいる左側二つをジャンパーでつなぎ、右の1本を解放しておく。)
DSC_0144.JPG
しれっとZ軸の手前にある「Drive IC Power」が3.3V側にしてありますが、この後間違いに気がついて5Vに戻してます(理由は後述)。

ちょっと横道なんですが、なぜ「TMC2209でUARTモード」使ってるかというお話をば。
簡単です。
各種ドライバで「STEP/DIRモード」を使った場合、実際にモーターをつないで電流と電圧を見ながら適正な値に手動で抵抗調整しなきゃいけないのである程度時間かかっちゃうためと、
TMC2208や2209など、一部のドライバチップはその辺の調整を自動で行う機能がついているので(これがUART)、手間が省けるのでこちらの方が楽である、ということです。
ただし発熱するのでヒートシンクつけて冷却するの考えないといけませんが。


で、ずっこけポイントなんですが、取説をGithubで見つけるのに四苦八苦してやっと見つけてボードひっくり返したら裏にジャンパ設定書いてありました(笑
この辺が「知ってりゃなんてことない」の領域って事なんでしょう。

ジャンパ設定はこれで終わりなのでドライバ載っけます。
DSC_0145.JPG

Makerbassのメインボードの場合はジャンパピンでセンサレスホーミング指定するので、足のカットはいりません。

てなわけでそのままヒートシンク貼り付けて終了。
DSC_0146.JPG

あとはマシンに組み込んで各種チェックして終了ですな。



で、さっきの「3.3V」に切り替えるお話。
これはセンサーレスホーミングを設定する際に、チップが負荷を検知して止めるという動作をさせるお話になるんですが、その機能を使うときは5Vが対応していないので切り替えるという事です。

もしセンサーレスホーミングを使用する場合は、次の3点をジャンパーで設定すれば良いと言うことになります。
・各軸をUARTモードにする。
・「Drive IC Power」を「3.3V」に設定。
・センサーレスホーミングを検知させるため、メインボード上の「X-」「Y-」「Z-」端子にジャンパーを取り付ける。
 ※2021/06/14補足:この「X-」とかの表示ですが、各軸のリミットスイッチ接続端子ではなく、脇にあるジャンパ接続用のほうの6列一度に並んでいる方の「X-~Z+」が書いてある方です。
(SKR V1.4はこの「X-」とかの端子がないので、センサレスホーミングしないときはドライバのピンを1本切る必要がありました。おそらく内部でつなぎっぱなしの構造なんでしょう。SKR V2ではジャンパピンになってますので上記3項目でいけます。)


今回はリミットスイッチが全部あるのでUARTだけ設定して終わりです。

で…今回搭載の時はまた端子作らないといけないかな?;って感じでどういう構成で変換作ろうか考えてます。
というのも、使ってる3D Touchの接続端子、今回はリミットスイッチはそのままで良いですが、作動用信号側がQIコネクタにしないといけないので。


とりあえず前準備はこんな感じで。

配線はSKR V1.4とほぼ変わりません。
というかこのボード、なんとマウントするネジ穴はV1.4と一緒なのでパーツとしてはそのまま移行できます。

そんな感じで、後はBIQUの操作パネルの接続方法で一部変化があるので、作業したときにその場所だけ追記します。


<2021/06/15 追記>
本日使えるように搭載して微調整前の仮出力まで終わらせたところなんですが、明らかにMKSの方が安定して動作している感じです。
それこそ「こんなに違うか」というくらい。
PID Auto Tuneを実行するとなんとパーツ冷却ファンの風量込みで調整始めます。
SKRシリーズでフィラメントの温度調整でかなり悩んだの、PID取るときに冷却ファン止まって宝なんじゃないかと勘ぐるくらい。

そして、ProbeのZオフセットが再調整しなきゃいけないんですが、なんと近すぎなのにビルドプレートから軽く外れました(ぇ
おまけにサポートとモデル本体の離れがめちゃくちゃ良く、モデル本体側に妙な形状が転写されるのもなくなりました。

BL Touch系の接続や操作パネルのフラットケーブルコネクタの位置がMKSとSKRで逆に置かれていたりするので気がつくまで右往左往しましたが、
どうやらMKSシリーズとBTTのタッチパネルはモード切替で両方一度に繋ぐのは困難なようです。
※現在、Ender-3ノーマル操作パネルとTFT-35 E3のシリアル接続の両方を繋ぐ形で使っていますが、
 SKRシリーズではBTT同士でも設定保存がうまく行かない現象があったのがMKRはすべて受け付けて問題皆無です。
 Marlinモードの画面での動作も同時に見られたのでわかったんですが、MKS使っていればMarlinモードじゃないGUIでも安心して使えると判断しましたので、現在Makerbase社のタッチパネルを調達中です。

(2021/06/19 補足:BTT TFT-35 E3の最新ファームウェアのページにMKS SGEN L等のボードとの2系統接続に関して追記がされていましたので。MKSシリーズのEXP1および2のコネクタの切り欠きに合わせてBTT TFT-35 E3を接続すると誤動作するので、MKSボードのEXP1と2のコネクタハウジングを抜いて180°回転させて再度置き直し、つまりコネクタの差し方を逆にして使えるようにして繋げば使えます。)


で、Marlin側の記事の追記で「3D Touchを焼損した」と書きましたが(後ほど直します)、プローブ本体をチェックしていたところ、駄目になった部分が解けているのですが、これはSKRで使用していたときから気になる変質が同じ場所があったので、おそらくSKRシリーズのBL Touch制御で若干アンマッチが存在するのではないかとみています。

<ここまで>

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X軸リニアガイドを日本メーカー製へ変更 [Ender-3系]

さて、先日ボードの暴走でソフトウェアリミットすら無視されてすっ飛ばされたX軸の補修を終わらせましたので。

とりあえずはレールが生きているので、少し気持ち的には曲げてAli ExpressからHIWINのコマ「MGN12H」の発注は済ませてあります。
交換用には使えるのであった方が良いので、本物を確実に送ってくれた以前使ったストアを利用しました。

で、時間かかりすぎるのはわかるので、日本国内で日本メーカーが出している全く同じ規格のレールを今回は導入しました。
……正直に言います。Ender-3の各軸のリニアガイド化でHIWINを選ぶ理由がものすごく出ますこれ。
今回選んだ日本製レール、HIWINの価格の倍します(ぇ
つまり、全部の軸に入れると本体の価格を軽く超えるので選べないだけなんですよね;
でも、手元届いてから比較してみたら、結構違いはあります。
HIWINが悪いわけじゃありません。精度としては満たしてますが、長時間使ったときに出ると思われる問題に関わるクリアランスが若干違うという感じです。

日本製のは軽く動くけどクリアランス感が一段小さく感じるので、より保持精度が高いなと思う感じかな。
若干HIWINの方が緩く感じるんですが、実用としては問題は全くありません。
この辺でどう見るかですね。
個人的には日本メーカー製の凄さ見ましたが、HIWINが嫌いになったとかは全くなく。
※買える間にHIWINのコマとレールは一式用意しておこうかな?


で、レールの取り付け穴間隔が若干違うので固定が少し変わりましたが、取り付けに関しては全く苦労なくジグを使ってできたのでかなり楽でした。
今回のリニアガイドはレールから外れても保持機構が設けられているのでベアリングが飛ぶことはありませんが、念のため以前出力しておいたけど使わなかったストッパーブロックを追加しておきました。
MKSが届くまでにSKR V1.4Turboが故障する可能性考えて置かないと怖いですしね;

というわけで、やっと復活しましたEnder-3。

DSC_0130.JPG


もちろん新規レールにはベルハンマーグリス塗布しておきました。
これがねぇ…ホントまたびっくりするくらい変わるのですよ;
5回くらい往復させたら摺動音が別物になりまして、スムーズさが爆上がり。
やっぱり高いけど1本買っておくと良いですベルハンマーグリス。
(後でZ軸とY軸も塗っておかないと)

てことで、MKS Sgen L V2が届くのが今は楽しみですなw

これからテストでASA出してみます。


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SKR E3 Turboを使うときは不良(でなくても)とかに要注意。 [Ender-3系]

<2021/05/14 追記>
結局SKR V1.4Turboは生産終了とのことで発注はキャンセル扱いになってしまいました。
それで調べていてわかったんですが、SKR 2というボードに切り替わっているみたいでそっちは購入可能です。
が…LPC1679とかで使いたかったんですがSTM32F4系になってるようで、メモリ量確認しとかないとちょっと追加機能の関係でどれくらいまでいけるかは見ておかないとかもですな。
てことで、タイトルの後半は俺の早とちり含んでた結果になったので後半をカットしときます。

で、SKR 2の仕様見てきたんですが、V1.4系で自社のTMC2209使うときにピンカットしないといけなかったのを考慮したようで、ジャンパの設定で有無をコントロールできるようになってます。
加えてなんとオンボードでUSBメモリ刺せる仕様に(ぇ

一応魅力は感じるのですが…昨今の情勢ェ…;
ちなみにV1.4Turboの在庫は現時点で2桁がAli Expressで一応販売中。やっぱりあっちの法律で購入情報とか掌握されそうなんで買いませんが。
(ていうかグローバルサイトなんだから他国の人間の自由奪うなよ;)

今から買うならSKR 2でしょうが、ちょっとMarlin2.0.8の記述見てると「SKR V2」と書かれているのでこれでいいのか非常に悩むため、しばらく情報出るまで予備ボードとしては様子見てみます。

というかもー…情報わっかりにくい;
※ちなみに乗り換え先はTH3Dを考えています。OEMをMakerbaseに委託しているようですが、品質管理等重要な部分をアメリカ国内ですべて掌握しているそうなので、こちらの方が安心感高い。
<ここまで>
<2021/05/17 追記>
先日海外の3Dプリンター紹介チャンネルでSKR V2(この名前の表記が公式で揺れるのなんとかして欲しい;)の使用について解説がありましたので追記しておきます。
現在、SKR V2に関してはRev.AとRev.Bの2種類が存在し、Rev.BのMarinでの正式対応は2.0.8.1からになっています。

なんだこれと思っていたのですが、これはどうやらRev.Aボードではいらないチップが載せてあるらしく、正しく使うためにはこれをはんだ作業で取り除き、残った足を指定通りにジャンパしろということらしいです。

…えーと、半田ごて苦手な方だと多分無理なレベルでしたので、市場がRev.Bのみになった時に選ぶのが良いと思います。


で、下の方で追記しましたが、俺はこの後はMakerbase社に乗り換えることにしましたので、今後はMKSシリーズがベースになった状態になると思います。
ラインナップも確認してみましたが、操作パネル以外はほとんどBIQU製品と同等のものが存在しますので、アメリカの技術者のチェックを含めて買いたいなら、TH3Dを通して買う形にすると割と安心できるかと思います。
<ここまで>

DSC_0122.JPG

はい、実はこの記事書く前にぶち切れてまして、写真撮った後このボード「SKR E3 Turbo」は燃えないゴミへ叩き込みました(ぇ

というのも、ちょっとこの記事を書く前にBL Touch追加でのMarlin記述が最新の2.0.8で変化があったので、少し右往左往して壊れたのかと思い、一度予備にしていたE3 Turboへ載せ替えて様子見ようとして大事故起こしたからなのです。

まぁね、このボードLPC1769載せてるくせにV1.4系とピンアサインが極端に違うの気になってたんですが、
最初の段階でPIDがAuto Tune後に更新されない、Z Offsetが新規の値を保存できないなど困ってたんでお試し初日で万が一の時のチェック用に残していたんですがこれが間違いだった;
※この一枚が大外れ個体の可能性は否定しませんが、それでもさすがに酷い状態起こしましたので;

とりあえずBL Touchの記述を追加しなければいけないので、Marlinを用意された2.0.8用コンフィグをベースに追加書き換えをしました。
※これをやったのは各軸のディレクション(方向)がボードによってひっくり返る可能性があるので頼るためです。

搭載し直して各軸の移動方向をチェックして問題がないのを確認して1回目のAuto Home実行。
このときはうまくZ方向が動かないだけで終わったので電源を一度落としてやり直しをすることにしたんですな。

で、2回目のAuto Homeで大事故発生!(ぇ

なんとX軸が設定と真逆に、且つ指定したアクセラレーションを超える速度で0点と逆にすっ飛んで…


そうです。リニアガイド化してるので「コマをレールからすっ飛ばした!」んです(激怒

当然中の球が出てしまったので補修不能。
もう諦めてレール交換覚悟し、とにかく正しくオペレートするかどうかをチェックするために最低限で動作チェックを始めました。

そしたらですね…手動でX軸を動かすとMarlin記述の通りの方向で1回目は動いたんですよ。
その後Auto Homeを電源落としで中断する(これでしか止められないのもダメだ思うけど;)準備して開始したところ、また真逆にX軸がすっ飛ぶ。
ここでY軸のみのホームを試そうとしたところ、今度はY軸リミットスイッチを無視して暴走(ぇ
※これは2回目は再現されませんでした。
<2021/05/20 追記>
その後日本メーカー製レールを一式用意してX軸は復活させまして、念のため以前出力していて必要ないかと思って保管していたリミット用のストッパーブロックを入れて組み上げてチェックしていたところ、当たり前の話を暴走の時に気がついていませんでした。
そう、SKR E3 Turboで設定を入れておいたはずの「ソフトウェアリミット」が働いていない状態だったんですね。
なんのためにベッドサイズ指定入れてるのさと;
なんにせよホントにこうなると困るので、怪しいなと思ったら不良報告して変えてもらわないとダメですね;
俺の場合他が動くの多くて手を抜いたのがいけなかった。

ちなみに日本製のリニアガイド、やっぱり作りが全く違います。
HIWINが悪いわけではないんだけど、価格差が出る感じがあるというかな。
取り外したHIWINのレールはまだダメージ全くなかったので、我慢してAli Expressからコマだけ補修で買っておきました。
なにしろ…日本製リニアガイドだと…今の構成で使うために本数用意するとEnder-3があと3台買える状態なので入れにくい…だからHIWINとその模造タイプが選ばれるんだなと実感した修理劇でした。
<ここまで>


Z軸に関してはこの段階で検証する余地無しなので、X軸の正常化に狙いを定めることにしたんですが、早々に断念。
というのも、今度はさらに酷くなり、手動もMarlin設定とは逆にしか動かなくなり、挙げ句の果てにはAuto HomeでX軸リミットが無視されて勝手に0点作って止まるという謎挙動を繰り返すので、この時点で「SKR E3 Turbo」が正常に動作していないと判断して検証やめました。
ここでV1.4Turboに戻すことに。

結果、V1.4Turboは故障しておらずMarlin2.0.8で今までなんとなく動いてしまっていた機能がきちんと設定しないと動かない事に気がついて無事元に戻ったんですがリニアガイドは死亡しているわけで(
※記述に関しては最新情報として以前の記事に追記しておきました。


とにかくボードの予備としてE3 Turboが使えなくなったので、V1.4Turboは追加で買うことにしたんですが…
なんと現在BIQUのサイトから直接買うことができません!!(ぇ
中国在庫無しでチェコ在庫になるんですが、なんと両国の郵便などに制限がないはずなのに「日本は発送対象外です」という文面が英語で出るようになってしまっています。
仕方ないので国内で仲介するお店に頼んでみましたが…大丈夫かな?;
まぁこれは時間かけても良いので待ちますが、この状態だと他の欧州やアメリカのメーカーのサードパーティを選定する必要が出てきそうです。
<2021/05/13 追記>
先ほど他の商品どうなんだろうと試してみたら、今度は普通にオーダーできる状態でした。
てことでタイトル最後を直しておきました。
なんにせよちょっと疑問の残る困った状態なので、やっぱり後々考えて少し選定するメーカー増やしておこうと思います。
<ここまで>
<2021/05/14 追記>
さて、一番上にいろいろ書いていて買うことのできなかったV1.4Turboがきっかけになりまして、TH3DからOEMとして出ているMKS SGen L V2を発注しました。
今後はTH3D通してMakerbase社を使っていくことになりそうです。
で、このMKSのボードとV1.4Turboを見比べていて、以前BL Touchの動作のためのMarlin設定で悩んだ意味がやっとわかりました。
やっぱりあの時思ったのが間違いなく標準としての考え方だったんですな。
<ここまで>



で、さらに大問題が発生。
そう、リニアガイドです。
HIWIN製のMGN12Hの300mmが必要なのですが(レールは無事なのでコマだけでも良いのですが結果一緒でした)、なんと検索しても国内で手に入れられたお店から一斉に消えてるじゃないですか!(ぇぇ;
HIWINをコピーした品なんて使いたくないので非常に困る。
さらに言えばHIWINの個人向け販売が検索しても出てこないじゃないですか(ぇ
※先日の中国の国内で法律が変わった関係で、今まで使っていたAli Expressなどのサイトは使用を控えています。
(ちょっとだけ補足:HIWINは台湾にあるメーカーなので、ちょっと語弊のある文面だけ直しておきました。しかしもの凄い数でHIWINの形状を模したコピーレールが存在してまして、DIY界隈ではクローン製品は買うなというくらいには粗悪なコピー商品なので、刻印無しには十分注意してくださいませ。少し前までMonotaROでもあった気がしたんですがなんで今ミスミ以外で見かけないんだろう?;使ってみた感覚としてはHIWINレールはしっかりしてるんですよね。)


となると、THKで以前見つけていたものに置き換えを考えたんですが、それのコピーがあったのが影響したのかコマの取り付け穴位置が微妙に違う状態に変更されていてそのままでは使えないという;
散々データシートとにらめっこして使えるレールとコマのセットを信頼できるメーカーで見つけられたのでそちらを発注しましたが…さすがHIWINと違う2倍の価格(白目
※知られてまたコピーされて商品が消えるといけないので買ったところとメーカーは書きません。


昨今の情勢でなんかやばいなと思ってたので、根幹部分の欧州メーカーかアメリカメーカーに移行する用意はちょっとずつ始めてたんですが、まさかここまで方向が変わるとは…


というか、実は俺、E3 Turboを購入する前後から中国製生産機械部品の精度低下を妙に感じることが多かったので徐々に警戒して使わないように切り替えてたんですが…今回のような粗悪を拾うとは全く思わずで。

Marlinいじれる人だと設定ファイル見てて気になってたんじゃなぁいかなぁ…
V1.4系とE3 Turboって同じLPC1679なので、ピンアサインが極端に違うと動きに影響するんじゃないかと思っちゃうわけで。
おそらくどのセクションでセンサー拾うかなんでしょうが、使用チップの仕様上接続が違いすぎると処理に影響出るんじゃないの?と電子部品詳しくない方から見たら思うわけで。
結果がこれだとそれが正しいんだろうなと思ってしまうわけですが。


最悪一度Ender-3降りる可能性考えないといけないかなと危惧しております。
RepRapものなのである程度同じ機能持ってれば使えるのがまだマシかなと思うところですな。


現状でとりあえず使えるように戻せましたのでよかったですが…交換が必要になる部品はできるだけ置き換えていこうと思います。


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ダイレクトエクストルーダーにしてから積層乱れの原因特定 [Ender-3系]

先日ようやく気がついて対策とって治まりましたが、これはなかなか気がつかなかったですな;

なんか綺麗に積層が揃わなくて側面がガタガタになりっぱなしで、まともに使える物にならないので調整やらパーツ変更とか試してた訳ですが、全部スカだったというw

先日のZ軸スクリュー交換はそれなりに効果あったんですが、やはり乱れるのでおかしいなぁと思って、印刷中のフィラメントの送りを手で軽く見ていたら気がつきました。
それはたまたまチョンと触ったダイレクトエクストルーダーに使ったモーターのケース。

印刷開始10分程度だったんですが、ものすごい発熱してるんですよ。
トルク的には問題なかったはずなのになんでだろうと思ったら、発熱でダレちゃって送りが不安定になってたんですね。
以前モーターの話で書いてたことありますが、交流モーターのローター発熱によるトルク変化と見ていいかなと。

で、ノーマルのモーターに置き換えたら発熱は全くなくなりド安定。

薄型NEMA17でトルク数値見て買ったつもりでしたが、やはり国産とちょっと性能表記で基準違う可能性あるようなので、できるだけノーマルとサイズ合わせた方が交換用は良いかもしれません。



して、もう一個。

扱いやすくてずっと使っていたWHAM BAMのスプリングシート+PEXのビルドプレートなんですが、ここへ来て熱歪みからの復元力がなくなってしまい中央部が伸びた感じに。
おかげでABS系の高温保持が必要なとき(100℃近くを使います)になったときに中央部がマグネットから浮いてしまって話にならない。
つまり、いつも印刷できていた評価用の船が失敗していたのはこれが原因でビルドプレートが積極的に蹴っ飛ばしてたんだと気がつきまして、これも以前使っていて感触は良かったけど3D Touch使ってなかった頃に完成品が剥がしにくいくらい調整できてなかった樹脂プレートへ変更しました。
これも思ってたとおりで、一層目の定着に使う距離がしっかり合ってると冷えた時に勝手に剥がれるだけという理想の形になったので、やはり使い方と調整が合わないとダメなんだなと再確認したり。

PEXのビルドプレートも好きなんですけど、60℃程度までの環境かなこれは。

ともあれ、かなり悩んでいたASAとHTPLAが「何に悩んでたのよ;」というくらいにはド安定するようになったので一安心。

今、次のアップデートのためのパーツを印刷しています。
やっとヘッド周りのパーツを出してそのまま使える状態に持って行けましたよ;

あとはKickStarterで出資した物が届けばアップデート開始ですな。
今度のはMarlinの記述も同時にやらないといけないので、また調べないといけない。

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積層が乱れるように思ったので、V2用のZ軸リードスクリューに交換してみた。 [Ender-3系]

今回は見た目変わらないというか見分け付かない写真にしかならないので写真無しです。

まぁタイトルの通りですが、効果はあって交換したのは正解だったものの「それでいいのかよ;」というお話に。

交換に関してEnder-3 V2でZ軸の昇降用のリードスクリュー(万力を締めるときの軸みたいなのね)が「台形ねじ」から「ボールプロファイル」に変更になったよと言うお話を、Twitterで情報交換していて知ったからなんですが、
この「ボールプロファイル」が曲もんでした(ぇ

情報もらったときのお話では、チェンジナット(動かされる方にねじを追加するナット)が入らないから気がついたとの事だったんですが、その商品ページも教えてもらい個人輸入でCreality3Dのオフィシャルから「V2用」を買ったんですね。
何度も確認して間違ってないのも見て。

で、手元に届いたらナットに取り付けの雌ねじが切られていないんで、まさかが起きたときの為に実はサードパーティのV2用で「ボールプロファイル」の軸を買っといたのが届くの待ってみました。

その間にオフィシャルのリードスクリューのプロファイル確認してたんですが…どう見ても「ボールねじ」じゃないよねこれと。
「ボールプロファイル」であって「ボールねじ」じゃないんです。
※詳しい方はこう言えばすぐわかると思います。ボールねじはチェンジナットもベアリングになってますので。

そう、「ボールプロファイル」とは言ってるけどチェンジナットは今まで通りの形なんですよ。
つまりこれはどんなに背伸びしても「ボールねじ」とは別物と。

そして届いたサードパーティの方が何故か精度良くてガタも出にくいので、結果そちらを使ってオフィシャルをスペアにすることにしたんですが…確認で付け替えの時に組み付けていた古い台形ねじ含めた3種をそれぞれのチェンジナットで比較してみたんですよ。


……全部どの組み合わせしても使えるんです(ぇ


つまり、「ボールプロファイルに変更しました」っての実は嘘って事でしたかと;
実はあんまり言いたくはないんですが、昨年の夏頃から突然品質低下がいろんな物で顕著なのでEnder-3のアップグレードはイギリスかアメリカの商品を極力使うように変更かけてたところにこれです;
正直E3D V6とNozzle Xにしてからノズル周りはノーメンテでいまだに平気なので恐ろしく違いを感じますので。


ともあれ、グリスアップしていても何度も同じ高さを使うところは減ってきてるのは確実なので、今回はベルハンマーLSグリスを塗布して極圧摩擦力を減らして長持ちするようにしてみました。
(効果抜群でして、Z軸の昇降での作動音がほぼないんじゃないかと言うくらいには静かになってます。高いですけどベルハンマー系は機械弄るなら持っていて良いともいます。確実にライフサイクル伸びます。)



ちなみに今買うことのできる本物の「ボールねじ」で同じ置き換えをするとなると、同じZ方向の移動量のままだとねじ外径が大きくなるので、Z軸の移動距離が短くなるのを覚悟するか、ちょっとだけ長いの買って一段階太いボールねじをカットして使うかの差になるかなと。
ええ…1本2万円前後をカットしてください(白目
……俺も怖いわこれ;
やるんなら国産の台形ねじとチェンジナットで置き換えた方が良いかな。価格的にも。


てことで、うまくは行ったんだけど結果がションボリっていう「なんだよそれ;」なメンテ作業でした…

安い理由が「国際規格品ではなく独自規格品使ってたから」てのがよくわかる一件でした。



ちなみに良くはなったんですが、どうやら今度は問題出していたPLA+が水分吸ってるのかそちらが顕著に出てるようで…とりあえずいろいろ使える範囲試して早々に素材チェンジしようと思います。

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