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ハイキャパシティダンパー改修(復刻モデルのダンパーをオリジナルと同仕様へ) [RC(田宮)]
はい、今年最初の話題になりますな。
実はいろいろやってはいるんですが、細かくまとまってない感じなのでそれぞれ同時進行状態です。
今回のは当時物バンキッシュをいじり倒す一環の中でやらざるを得なくなったお話をば。
先に言っとくと、タミヤのダメ復刻、しかも一番ダメなダンパーのお話なので若干「なんでこんな難易度をユーザーに押しつけてんねん!」という気持ちが結構強いです。
(準備のために集められたトップキャップ)
それはともかく何をはじめたかというと、サンダーショットから取り外し、バンキッシュに取り付けることでハイキャパシティダンパーの固さに気がつくことになったんですが、
疑いもなくダイヤフラム以外はちゃんと再現してるだろうと思ったら「全くやってなかった」てのが今頃見えてしまい(ぇ、それをはじめるべく、説明書の通りに#300オイル入れるのと同時進行で「穴開け」しました。
「穴開け」?となるでしょう。うん。
これね、昨年イグレスとバンキッシュ並べるついでに、イグレスにオリジナルのダンパーを戻す話してるときに気がついたんですが(このときも組み直ししていた)、
なんと復刻の「ハイキャパシティダンパー」(復刻イグレスに同梱されている物も含みます(ぇ)、トップキャップの加工がオリジナルから一つ減ってるんです。
そう、それが「穴あけ」なんですが…
都合、再現した加工キャップと並べて説明しますと…
オリジナル持ってる方は一度見てみると良いです。
この「ボールを受ける場所」に穴が開いてるんですね。(加工したらバリ取りしっかりやりましょう)
そう、ハイキャップダンパーって、ダイヤフラム式ですが、そのダイヤフラム室が「大気開放型」なんです。
実はこれ、ものすごく重要なお話でして、CVAなら樹脂の変形となどで少し条件変わるので構造上味付けで穴開けがある程度ですが、
オールアルミケースのハイキャパシティダンパーでここを密閉にしてしまうと、「ダイヤフラムの変形を内部のエアで押さえる状態になる」ので、減衰以上にピストンロッドの入りが阻害されます。
※スムーズに作ったとしても油圧の関係でロックがかかりやすくなり、動きが出にくくなります。
つまり、ある程度ダイヤフラムゴムが変形してくれた方が都合が良いんですよこれ。
これに気がついたのは何かというと、一度ハイキャパシティダンパーを俺のずっと所有している当時物イグレスにつけたときに「足が動かねぇぞ!?;」ってなったからなんですな。
ハイキャップダンパーにしたらしっかり説明書通りの構成で動くので「なんだ?」と。
で、違いはなんだ?とよく見てみたら、トップキャップの穴がハイキャパシティダンパーにない;
……加工賃とかあるんだろうけどさぁ…機能としてめちゃくちゃ重要なところ削除すんなよと;
というわけで、写真のようにキャップ裏から1.5mmのドリルで貫通穴開けました。
※ちなみにものすごい悪影響として、「穴が開いていないと低気圧来ただけで内部圧力が勝って漏れる」という保管できないエラーになります(ぇ
だからちゃんと作れって話なんですよ、これ。
そして、以前のレストアと同じく、TRF501用ピストンロッドが同じ長さになるのでコーティングロッド変更として導入し、
ダイヤフラムも今回はyokomoビッグボアではなく「TRF-SSBBダンパー用」のダイヤフラムを使用しました。
これね、以前yokomoので合うよって書いたんですが、復刻のハイキャパシティダンパーでは若干シリンダー内径が大きいのか、キャップを締め込んだときにダイヤフラムが内壁側へ押し込まれ気味になるので、
少しでも大きめに成形されているダイヤフラムを探した結果、SSBBダンパーの物がちょっとだけ勝ったみたいな感じです。
これだとトップキャップ閉めるときにねじ部が触らないのでエア噛みも皆無。
CVAの赤入れるくらいなら、最初からこっち入れとけタミヤ!(おこ
で、4本完成。
ちなみに大気開放型にしたことで、リア用はピストンロッドは戻りが奥から1/3程度まで、フロントは低容量ダンパーのように戻らない形になります。
この形でオリジナルのハイキャップダンパーと動作が同じになる感じ。
バンキッシュに写真の「ハイキャパシティダンパーの標準より柔らかいスプリング」の状態で組んで確認したところ、
嫌な反発がなくなったために1Gが出やすくなり、沈みすぎの傾向が出たためにハイキャパシティダンパー付属のスプリング(イグレス付属のと同じ)に変更し、バッチリ欲しい位置に納まりました。
やっとこれで納得のいくダンパーになりましたよ…;
ちなみに穴開けに気がつかなかった時にはスプリングでなんとかセットだそうとして、
フロントにRave-Dのドリフト用を入れ、リアにyokomoのX-33ショック用のソフト入れるという事をしましたが、
これやって思ったのは、見た目気にしないんならDF-03(DT-03)用アルミダンパーで長さ合わせりゃ良いじゃねぇかというお話だなと。
その方が組みやすいですから。
(Φ3mmアルミスペーサーで調整すると良いよ長さは)
今回は当時ものを弄ってるのでこだわって合わせていきましたが…ホントにもうちょっと考えて商品出して欲しいと思います田宮さんには。
何しろ、確か当時のバンキッシュの取説に挟み込みの修正図あったはずなんですが、
フロントショックタワーの取り付けの向き、明らかに前後間違ってるので問い合わせたら(その状態だとパーツを無理矢理変形させて取り付けることになります。最悪割れる。)、
細かい確認もなく「写真のように組め」で間髪入れずに返して来ちゃったりなので(おそらく窓口の人詳しくない)、
なんか自社製品に愛情ねぇなぁ、と感じちゃうんですよね。
現に当時もののバンキッシュの中古出てくると、正しく組んでるんでショックタワーの前後合わせて取り付けられてるんですよ。
それもほぼ100%説明書の逆になる形で(ぇ
こういう細かいところが重なりすぎると、開発側へも影響出てしまうので気にしていただきたいなと思うところかな。
で、バンキッシュの姿が未だに出ませんが…もうちょっと待ってもらう形かな。
多分「なにこれ!?」というレベルで変更されてる姿になるので、もう少しもったいつけますw
ちなみに余談ですが、このダンパー加工でもダメだった場合の保険で、XTRA SPEEDのVQS向けダンパー一式買ったんですが、こいつらもこいつらで数ミリ短いので他に行くこと決定しました(ぇ
※このダンパーも付属ダイヤフラムがダメなので、yokomoの透明のダイヤフラムにすると良いです。
実はいろいろやってはいるんですが、細かくまとまってない感じなのでそれぞれ同時進行状態です。
今回のは当時物バンキッシュをいじり倒す一環の中でやらざるを得なくなったお話をば。
先に言っとくと、タミヤのダメ復刻、しかも一番ダメなダンパーのお話なので若干「なんでこんな難易度をユーザーに押しつけてんねん!」という気持ちが結構強いです。
(準備のために集められたトップキャップ)
それはともかく何をはじめたかというと、サンダーショットから取り外し、バンキッシュに取り付けることでハイキャパシティダンパーの固さに気がつくことになったんですが、
疑いもなくダイヤフラム以外はちゃんと再現してるだろうと思ったら「全くやってなかった」てのが今頃見えてしまい(ぇ、それをはじめるべく、説明書の通りに#300オイル入れるのと同時進行で「穴開け」しました。
「穴開け」?となるでしょう。うん。
これね、昨年イグレスとバンキッシュ並べるついでに、イグレスにオリジナルのダンパーを戻す話してるときに気がついたんですが(このときも組み直ししていた)、
なんと復刻の「ハイキャパシティダンパー」(復刻イグレスに同梱されている物も含みます(ぇ)、トップキャップの加工がオリジナルから一つ減ってるんです。
そう、それが「穴あけ」なんですが…
都合、再現した加工キャップと並べて説明しますと…
オリジナル持ってる方は一度見てみると良いです。
この「ボールを受ける場所」に穴が開いてるんですね。(加工したらバリ取りしっかりやりましょう)
そう、ハイキャップダンパーって、ダイヤフラム式ですが、そのダイヤフラム室が「大気開放型」なんです。
実はこれ、ものすごく重要なお話でして、CVAなら樹脂の変形となどで少し条件変わるので構造上味付けで穴開けがある程度ですが、
オールアルミケースのハイキャパシティダンパーでここを密閉にしてしまうと、「ダイヤフラムの変形を内部のエアで押さえる状態になる」ので、減衰以上にピストンロッドの入りが阻害されます。
※スムーズに作ったとしても油圧の関係でロックがかかりやすくなり、動きが出にくくなります。
つまり、ある程度ダイヤフラムゴムが変形してくれた方が都合が良いんですよこれ。
これに気がついたのは何かというと、一度ハイキャパシティダンパーを俺のずっと所有している当時物イグレスにつけたときに「足が動かねぇぞ!?;」ってなったからなんですな。
ハイキャップダンパーにしたらしっかり説明書通りの構成で動くので「なんだ?」と。
で、違いはなんだ?とよく見てみたら、トップキャップの穴がハイキャパシティダンパーにない;
……加工賃とかあるんだろうけどさぁ…機能としてめちゃくちゃ重要なところ削除すんなよと;
というわけで、写真のようにキャップ裏から1.5mmのドリルで貫通穴開けました。
※ちなみにものすごい悪影響として、「穴が開いていないと低気圧来ただけで内部圧力が勝って漏れる」という保管できないエラーになります(ぇ
だからちゃんと作れって話なんですよ、これ。
そして、以前のレストアと同じく、TRF501用ピストンロッドが同じ長さになるのでコーティングロッド変更として導入し、
ダイヤフラムも今回はyokomoビッグボアではなく「TRF-SSBBダンパー用」のダイヤフラムを使用しました。
これね、以前yokomoので合うよって書いたんですが、復刻のハイキャパシティダンパーでは若干シリンダー内径が大きいのか、キャップを締め込んだときにダイヤフラムが内壁側へ押し込まれ気味になるので、
少しでも大きめに成形されているダイヤフラムを探した結果、SSBBダンパーの物がちょっとだけ勝ったみたいな感じです。
これだとトップキャップ閉めるときにねじ部が触らないのでエア噛みも皆無。
CVAの赤入れるくらいなら、最初からこっち入れとけタミヤ!(おこ
で、4本完成。
ちなみに大気開放型にしたことで、リア用はピストンロッドは戻りが奥から1/3程度まで、フロントは低容量ダンパーのように戻らない形になります。
この形でオリジナルのハイキャップダンパーと動作が同じになる感じ。
バンキッシュに写真の「ハイキャパシティダンパーの標準より柔らかいスプリング」の状態で組んで確認したところ、
嫌な反発がなくなったために1Gが出やすくなり、沈みすぎの傾向が出たためにハイキャパシティダンパー付属のスプリング(イグレス付属のと同じ)に変更し、バッチリ欲しい位置に納まりました。
やっとこれで納得のいくダンパーになりましたよ…;
ちなみに穴開けに気がつかなかった時にはスプリングでなんとかセットだそうとして、
フロントにRave-Dのドリフト用を入れ、リアにyokomoのX-33ショック用のソフト入れるという事をしましたが、
これやって思ったのは、見た目気にしないんならDF-03(DT-03)用アルミダンパーで長さ合わせりゃ良いじゃねぇかというお話だなと。
その方が組みやすいですから。
(Φ3mmアルミスペーサーで調整すると良いよ長さは)
今回は当時ものを弄ってるのでこだわって合わせていきましたが…ホントにもうちょっと考えて商品出して欲しいと思います田宮さんには。
何しろ、確か当時のバンキッシュの取説に挟み込みの修正図あったはずなんですが、
フロントショックタワーの取り付けの向き、明らかに前後間違ってるので問い合わせたら(その状態だとパーツを無理矢理変形させて取り付けることになります。最悪割れる。)、
細かい確認もなく「写真のように組め」で間髪入れずに返して来ちゃったりなので(おそらく窓口の人詳しくない)、
なんか自社製品に愛情ねぇなぁ、と感じちゃうんですよね。
現に当時もののバンキッシュの中古出てくると、正しく組んでるんでショックタワーの前後合わせて取り付けられてるんですよ。
それもほぼ100%説明書の逆になる形で(ぇ
こういう細かいところが重なりすぎると、開発側へも影響出てしまうので気にしていただきたいなと思うところかな。
で、バンキッシュの姿が未だに出ませんが…もうちょっと待ってもらう形かな。
多分「なにこれ!?」というレベルで変更されてる姿になるので、もう少しもったいつけますw
ちなみに余談ですが、このダンパー加工でもダメだった場合の保険で、XTRA SPEEDのVQS向けダンパー一式買ったんですが、こいつらもこいつらで数ミリ短いので他に行くこと決定しました(ぇ
※このダンパーも付属ダイヤフラムがダメなので、yokomoの透明のダイヤフラムにすると良いです。
2024-01-26 00:00
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